バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

新薬承認:時差解消へ欧米薬データベース 厚労省方針

2013年01月10日 | 医療 医薬 健康
 新薬の国内承認が海外より遅れる「ドラッグ・ラグ」解消のため、厚生労働省は、欧米で承認された医薬品の効能などを網羅した初の「未承認薬データベース(仮称)」を来年度から稼働させることを決めた。海外の承認情報の収集をスムーズにすることで、成長分野として期待される新薬開発を国内の製薬会社に促す狙いがある。
毎日新聞 2013年01月10日

文科相、iPS研究に1100億 山中教授が表敬訪問

2013年01月10日 | NEWSクリッピング
 下村博文文部科学相は10日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)の関連研究に今後10年で1100億円規模の長期的な支援を行う意向を表明した。iPS細胞の開発でノーベル医学生理学賞を受賞した山中伸弥京都大教授の表敬訪問を受け、明らかにした。

 文科省は2012年度の補正予算案で、iPS細胞研究に200億円を要求。このほか、再生医療実現に向けた基礎研究に年90億円程度の支援を10年間にわたって続ける方針。下村氏は「今まで、国も一つの分野にこれだけ支援をすることはなかったのでは」と話し、成果への期待をにじませた。共同通信47News.,2013/01/10


歯の幹細胞で運動機能を回復 岐阜大など臨床研究へ

2013年01月10日 | 細胞と再生医療

 岐阜大大学院医学系研究科と岐阜薬科大の共同研究グループが、歯から取り出した歯髄幹細胞などを脊髄損傷の患者に移植し、運動機能を回復させる治療法の臨床研究の計画を進めていることが9日、分かった。岐阜大倫理審査委員会に今夏にも申請し、倫理委と厚生労働省が承認すれば、2016年の研究開始を目指す。

 移植するのは歯髄幹細胞を含む歯髄細胞。治療効果が動物実験で確認されていたが、厚労省によると、臨床研究は初めて。拒絶反応を避けるため、特殊な白血球型を持った人の歯髄細胞を使う。

 グループによると、研究では、親知らずなどの永久歯や乳歯の内部にある歯髄を取り出す。共同通信47News.,2013/01/09


自分への移植、拒絶なし iPS細胞、マウスで確認

2013年01月10日 | 細胞と再生医療

 自分と同じ遺伝情報を持つ人工多能性幹細胞(iPS細胞)から作った皮膚や骨髄の細胞の移植を受けても、ほとんど拒絶反応が起きないことをマウスの実験で確認したと放射線医学総合研究所(千葉市)などのチームが10日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

 米国の研究者が2011年、マウスのiPS細胞を元のマウスに移植すると体が異物と認識して拒絶反応が起きたと発表。医療応用に向けた懸念とされていたが、今回はそれを払拭する結果となった。

 チームは将来の治療を想定し、米国の実験のようにiPS細胞のまま移植するのではなく、体の細胞に成長させてから移植する方法で実験。共同通信47News.,2013/01/10


幹細胞治療:自制を求める呼びかけ発表…韓国政府

2013年01月10日 | 医療 医薬 健康
 福岡市の「新宿クリニック博多院」が、韓国のバイオ企業「RNLバイオ」(本社・ソウル)から紹介を受けて来日した韓国人患者に、研究段階にある幹細胞投与を実施している問題で、韓国保健福祉省は9日、「幹細胞治療剤の使用に対する国民への要請」を発表し、未許可の幹細胞治療を受けないよう呼びかけた。毎日新聞 2013年01月10日


歯の幹細胞で脊髄機能回復へ 岐阜大など夏にも研究申請

2013年01月10日 | 医療 医薬 健康
 岐阜大と岐阜薬科大の研究チームが、歯から取り出した歯髄(しずい)幹細胞を脊髄(せきずい)損傷患者に移植して機能を回復させる臨床研究に乗り出す。夏にも岐阜大の倫理審査委員会に研究計画を申請し、倫理委と国が承認すれば、歯髄幹細胞を使った国内初の臨床応用となる。朝日新聞(Web版)2013-01-08


マラリア原虫のGPIの生合成を阻害する化合物をスクリーニングする方法

2013年01月10日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2008-242395 出願日 : 2008年9月22日
公開番号 : 特許公開2009-77715 公開日 : 2009年4月16日
出願人 : エーザイ・アール・アンド・ディー・マネジメント株式会社 発明者 : 畑 桂 外7名

【課題】もとのグリコシルホスファチジルイノシトール(GPI)生合成蛋白質をコードするDNAと比較して、AT含率が低下したGPI生合成蛋白質をコードする縮重変異DNA、及び該縮重変異DNAを利用した抗マラリア剤のスクリーニング方法を提供する。
【解決手段】熱帯熱マラリア原虫のGPI生合成酵素の一つであるGPIアシルトランスフェラーゼ活性を有する蛋白質をコードするDNA、該DNAによりコードされる蛋白質、該DNAが挿入されたベクターを発現可能に保持する形質転換体(特にGPI合成酵素遺伝子欠失酵母)、及び前記蛋白質及び形質転換体を用いた抗マラリア剤のスクリーニング方法。 ekouhou 特許公開・明細書(全文)


東北大グループが人工胎盤開発 早産のヒツジの子、長時間生存

2013年01月10日 | 細胞と再生医療
 東北大病院周産母子センター副部長の松田直准教授(小児科)らの研究グループが、哺乳類の胎盤機能を再現した人工胎盤装置を開発し、帝王切開で母親から取り出したヒツジを72時間生存させることに成功した。この技術が人向けに実用化されると、早産などで心肺機能が未熟な状態で産まれた胎児を胎内に近い状態で成育させることができる。グループは年内にも臨床試験を始める。河北新報.,2013-01-09


炎症性腸疾患の治療剤及びそれに用いられるポリヌクレオチド

2013年01月10日 | 酵素・蛋白質・ペプチド・核酸

出願番号 : 特許出願2009-54249 出願日 : 2009年3月6日
公開番号 : 特許公開2010-207109 公開日 : 2010年9月24日
出願人 : 西平 順 外4名 発明者 : 西平 順 外8名

【課題】従来困難であった炎症性腸疾患の根治を可能にすることが期待される炎症性腸疾患の治療剤及びそれに用いられるポリヌクレオチドを提供する。
【解決手段】炎症性腸疾患の治療剤は、マクロファージ遊走阻止因子(MIF)のセンス配列の少なくとも一部を有する核酸とハイブリダイズし、MIFの発現を阻害することが可能な塩基配列、或いはMIFのセンス配列の少なくとも一部と相補的な塩基配列を含み、場合によっては5’末端側及び3’末端側のいずれか一方又は双方にpoly(A)配列、poly(C)配列、poly(dA)配列、及びpoly(dT)配列のいずれかを有するポリヌクレオチドと、シゾフィラン等のβ-1,3-グルカンとの複合体を含む。ekouhou 特許公開・明細書(全文)


マウスでiPS細胞移植、「拒絶反応なし」確認 放医研など

2013年01月10日 | 細胞と再生医療
 放射線医学総合研究所などは、iPS細胞から作った皮膚や骨髄の細胞を移植しても拒絶反応が起きないことを、マウスの実験で確認した。研究成果は10日、英科学誌ネイチャー(電子版)に掲載される。

 同様の実験で2011年に米国の研究チームは、拒絶反応が起きるとする論文を発表しており、今後、議論が起きそうだ。日経ニュース(Web版)2013/1/10