バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

混合培養による二次代謝産物のスクリーニング方法及び製造方法

2008年03月17日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-238547 出願日 : 2006年9月4日
公開番号 : 特許公開2008-54637 公開日 : 2008年3月13日
出願人 : 尾仲 宏康 発明者 : 尾仲 宏康 外2名

発明の名称 : 混合培養による二次代謝産物のスクリーニング方法及び製造方法

【課題】スクリーニング菌株の新たな二次代謝産物生産能力を引き出し得る、新たな培養方法を用いた、二次代謝産物のスクリーニング方法及び製造方法、新たな培養方法を用いて得られる二次代謝産物を含有する新規な培養物の提供。
【解決手段】16SrRNA遺伝子の塩基配列が特定の配列からなり該配列と95%以上の相同性を示すコリネ型細菌に属する少なくとも1種の微生物及び少なくとも1種の被検菌を混合培養し、培養液中に二次代謝産物が含まれているかを確認することを含む二次代謝産物のスクリーニング方法、培養液中に生産される二次代謝産物を採取する二次代謝産物の製造方法および培養液中に二次代謝産物を蓄積させた培養物からなる。

タンパク質への外来分子の部位特異的な連結及びその利用

2008年03月17日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2006-299023 出願日 : 2006年11月2日
公開番号 : 特許公開2008-54658 公開日 : 2008年3月13日
出願人 : 国立大学法人九州大学 発明者 : 神谷 典穂 外3名

発明の名称 : タンパク質への外来分子の部位特異的な連結及びその利用

【課題】トランスグルタミナーゼ(TGase)を用いて、ペプチド又はタンパク質へ部位特異的に外来分子を連結する方法の提供。
【解決手段】ペプチド又はタンパク質はTGase(トランスグルタミナーゼ)が認識可能なリシン(Lys)残基又は第1級アミンを有し、そして分子はアニオン性(例えば、核酸)であり、かつTGaseが認識可能なグルタミン(Gln)残基を有する。好ましい態様においては、TGaseは微生物由来のものであり、かつTGaseが認識可能なGln残基(Q)は、カルボベンゾイル-L-グルタミルグリシン(Z-QG)として存在しTGaseが認識可能なグルタミン(Gln)残基(K)は、MKHKGSとして存在する。in situ ハイブリダイゼーション、DNA/プロテインチップ、バイオセンサーに応用可能である。

組み換え蛋白質の製造方法

2008年03月17日 | 細胞と再生医療
出願番号 : 特許出願2007-201532 出願日 : 2007年8月2日
公開番号 : 特許公開2008-54673 公開日 : 2008年3月13日
出願人 : 国立大学法人 北海道大学 発明者 : 相沢 智康 外4名

発明の名称 : 組み換え蛋白質の製造方法

【課題】 組み換え蛋白質を融合蛋白質として生産することなく、宿主細胞内で強制的に組み換え蛋白質の不溶性顆粒を形成する、新たな方法を提供する。
【解決手段】 組み換え蛋白質の不溶性顆粒を宿主細胞を用いて製造する方法であって、前記組み換え蛋白質とは異なる蛋白質であって前記宿主細胞内で単独で産生させたときに不溶性顆粒を形成する蛋白質をコードするDNAと前記組み換え蛋白質をコードするDNAとを用いて前記宿主細胞を形質転換する工程、及び該形質転換された宿主細胞を培養して前記組み換え蛋白質及び前記組み換え蛋白質とは異なる蛋白質であって前記宿主細胞内で単独で産生させたときに不溶性顆粒を形成する蛋白質をそれぞれ産生させる工程を含む、前記組み換え蛋白質の不溶性顆粒を製造する方法。
本発明の方法によれば、宿主細胞内での安定性が低い蛋白質、宿主細胞の増殖や生存に影響を与え得る蛋白質などを、大量かつ安定に製造することができる。また、所望の蛋白質を別の蛋白質との融合蛋白質として発現させる必要はなく、従って組み換え蛋白質の回収工程において融合蛋白質を化学的及び/又は酵素的に切断する必要もないので、より純度の高い組み換え蛋白質をより簡便に調製することができる。

細胞・微生物のNMR測定方法及びNMR用プローブ並びにNMR制御装置

2008年03月17日 | 生命科学 生物誌
出願番号 : 特許出願2006-235082 出願日 : 2006年8月31日
公開番号 : 特許公開2008-58142 公開日 : 2008年3月13日
出願人 : 日本電子株式会社 外1名 発明者 : 池田 武義 外3名

発明の名称 : 細胞・微生物のNMR測定方法及びNMR用プローブ並びにNMR制御装置

【課題】本発明は細胞・微生物のNMR測定方法及びNMR用プローブに関し、生きた細胞、微生物等の試料等を含んだ培養液を均一な状態にすることができる細胞・微生物のNMR測定方法及びNMR用プローブを提供することを目的としている。
【解決手段】核磁気共鳴装置用プローブ50内に形成されるものであって、培養液の中に生きた細胞又は微生物を入れた試料管51と、該試料管51の周囲に該試料管51と固着されるロータであって、その底面に風切溝が形成されたロータ33と、該ロータ33の下部に設けられたステータであって、その内部に斜め方向のノズルが形成されたステータ32と、該ステータ32のノズルにエアーを注入するエアー注入部と、を有して構成される。このような構成にすると、エアーのオン/オフ制御により試料管を良好に撹拌することができ、生きた細胞又は微生物の正確なNMR測定が可能となる。

“夢のやせ薬”、開発競争の裏側

2008年03月17日 | 創薬 生化学 薬理学
20社余りの製薬会社が、肥満治療薬の市場に参入
Arlene Weintraub (BusinessWeek誌、科学技術部シニアライター))
 画期的な減量薬を開発中の多くの製薬会社の幹部と同様に、米アミリン・ファーマシューティカルズ(AMLN、本社:サンディエゴ)のダニエル・M・ブラッドベリーCEO(最高経営責任者)は、ある減量薬を巡る一連の動向に注目していた。その薬とは、仏サノフィ・アベンティス(SNY)が開発し、現在EU(欧州連合)を含む世界20カ国で販売されている「アコンプリア」。“夢のやせ薬”として大いに期待を集めていたが、昨年6月の米食品医薬品局(FDA)の承認審査で、安全性に関する証拠が足りないとして厳しい批判にさらされたのだ。日経BP NB Online 2008年3月17日

隕石中の有機物探る  衝突して進化?

2008年03月17日 | 生命科学 生物誌
 隕石(いんせき)や彗星(すいせい)が生命の源となる有機物を地球に運んだのではないか。近年の観測や実験で、このような考え方が主流になってきた。隕石は、宇宙のガスや粒子が衝突を繰り返して出来上がり、落ちてくる際には、地球とも激しく衝突する。この「衝突」によって、有機物がより複雑化して“進化”することが分かってきた。東京新聞 2008年3月11日

難病の「脊髄小脳変性症」遺伝子治療…マウス実験で改善

2008年03月17日 | からだと遺伝子
 群馬大大学院医学系研究科の平井宏和教授(43)は14日、難病の脊髄(せきずい)小脳変性症を、遺伝子治療で改善するマウス実験に成功したと発表した。研究成果は、専門誌「欧州分子生物学機構機関誌」のネット版で公開される。この病気にかかると、脊髄や小脳の神経細胞が徐々に破壊され、歩行などが困難になる。根治療法は見つかっていない。平井教授は今後、サルを使った実験に取り組み、患者への応用を探るという。読売新聞 2008-03-14

「1リットルの涙」の難病、遺伝子治療で改善…群馬大

2008年03月17日 | からだと遺伝子
 群馬大大学院医学系研究科の平井宏和教授(43)は14日、難病の脊髄(せきずい)小脳変性症を、遺伝子治療で改善するマウス実験に成功したと発表した。
 研究成果は、専門誌「欧州分子生物学機構機関誌」のネット版で公開される。この病気にかかると、脊髄や小脳の神経細胞が徐々に破壊され、歩行などが困難になる。根治療法は見つかっていない。平井教授は今後、サルを使った実験に取り組み、患者への応用を探るという。読売新聞 2008-03-14