バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

生命の起源 RNAワールド以前の世界

2007年08月29日 | 生命科学 生物誌
ドーキンス(Richard Dawkins)は著書『利己的な遺伝子』で最古の生命体についてこう書いている。「ある時点で,特別な驚くべき分子が偶然に形成された。それをレプリケーター(自己複製子)と呼ぶことにしよう。それは最も大きい分子でも,最も複雑な分子でもなかっただろうが,自己を複製できるという並はずれた性質を備えていた」。日経サイエンス2007年9月号

β-1、3-グルカン検出用組成物、その製造方法

2007年08月29日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2001-552952 出願日 : 2001年1月20日
公表番号 : 特許公表2003-520043 公表日 : 2003年7月2日
出願人 : サムヤン ジェネックス コーポレイション 発明者 : アウー,ジョーン ヒュク 外7名

発明の名称 : β-1、3-グルカン検出用組成物、その製造方法及びそれを利用したβ-1、3-グルカン検出用キット

本発明は、β-1、3-グルカンを検出し得る組成物、その製造方法及びβ-1、3-グルカン検出用キットに関するものである。本発明に係る組成物は、カルシウムイオンの存在下でβ-1、3-グルカンによりフェノールオキシダーゼ活性を示す。本発明に係る組成物を利用して、検体から試料を採取し、該試料に本発明に係る組成物及びカルシウムイオンを添加した後、前記試料におけるフェノールオキシダーゼ活性を測定することでβ-1、3-グルカンを検出することができる。

植物細胞によるパクリタキセル(paclitaxel)の大量生産

2007年08月29日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願平11-505462 出願日 : 1998年6月25日
公表番号 : 特許公表2000-501297 公表日 : 2000年2月8日
出願人 : サムヤン ジェネックス コーポレイション 発明者 : チョイ,ホー―ジョン 外9名

発明の名称 : 植物細胞の培養中に培地温度を変更することによる、パクリタキセル(paclitaxel)の大量生産

本発明は、植物細胞の培養中に、その温度を変更することによって、パクリタキセル(paclitaxel)の生産レベルを増加させる方法に関する。本発明では、パクリタキセルの生産は、(i)培地中で、イチイ属の植物細胞を、約20-25℃ で培養する工程;および(ii)その植物細胞の増殖が十分に進行した時点で、培養温度を約26-32 ℃に変更して、培養を継続する工程;を含んで成る。また、本発明は、高濃度の初期細胞を接種すること、および培地中の糖類濃度を高くすることによって、パクリタキセル生産を増加する方法を含む。本発明では、パクリタキセルを、簡便に大量生産することができ、従って、この方法を工業的に適用できる。

酵母からラクトフェリンポリペプチドを大量生産する方法

2007年08月29日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願2000-560231 出願日 : 1999年7月14日
公表番号 : 特許公表2002-520045 公表日 : 2002年7月9日
出願人 : サムヤン ジェネックス コーポレイション 発明者 : スン,チャン キユン 外8名

発明の名称 : 酵母からラクトフェリンポリペプチドを大量生産する方法及びそれに有用な微生物菌株

本発明は、ラクトフェリンポリペプチドに対して耐性を有する酵母からラクトフェリンポリペプチドを大量生産する方法に関する。本発明は更にラクトフェリンポリペプチドに抵抗性を有するピキア・パストリスKCTC0500BPを提供する。

核酸医薬を用いた血管疾患に対する分子治療法

2007年08月29日 | 創薬 生化学 薬理学
三宅 隆 森下 竜一
日本薬理学雑誌 Vol. 129 (2007) , No. 3 158-162

分子生物学の進歩に伴い血管疾患の病態解明が進み病変進行に関与する遺伝子・細胞内シグナルなどをターゲットにした分子治療も考案されてきた.そのなかで核酸医薬を使った治療法の開発も行われ,多くの遺伝子制御法が研究されている.核酸医薬は目的とするDNA・mRNAの相補的な塩基配列をもつ人工的に化学合成された核酸分子で高い特異性と容易な合成法が特徴である.動物実験で有用性が報告された主なものはアンチセンスとデコイで,臨床試験に進んでいる研究もあり次世代の治療薬として期待されている.対象疾患のひとつに血行再建後の内膜肥厚による再狭窄がある.J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/129.158

EPRIL法によるRNAiライブラリーの構築と応用

2007年08月29日 | 創薬 生化学 薬理学
廣瀬 謙造:日本薬理学雑誌 Vol. 125 (2005) , No. 4 225-231

siRNAやsiRNA発現ベクターを用いたRNAiは,哺乳動物細胞において簡便で迅速な遺伝子発現抑制を実現することができ,遺伝子とその機能の関係を網羅的に理解するための画期的な技術として期待されている.我々は,任意のDNA断片を酵素的にsiRNA発現コンストラクトへと変換する技術であるEPRIL(enzymatic production of RNA interference library)法を開発した.J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/125.225

がん治療のためのshort hairpin RNA発現ベクターのデリバリー

2007年08月29日 | 創薬 生化学 薬理学
西川 元也, 高橋 有己, 高倉 喜信: Drug Delivery System 22: 123-130. 2007 .

がんは遺伝子の発現異常と密接に関連することから,その異常を修復することによりがん治療が実現可能である.がん遺伝子やがんの進展・転移に関連する遺伝子の発現を抑制することで,副作用の少ないがん特異的治療が実現するものと期待される.J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/dds/22.123

免疫原性髄膜炎菌のLPSと外膜小胞とそれからのワクチン

2007年08月29日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願平6-508917 出願日 : 1993年7月30日
公表番号 : 特許公表平8-501940 公表日 : 1996年3月5日
出願人 : オランダ国 発明者 : バン デル レイ,ペーター,アンドレ 外2名

発明の名称 : 免疫原性髄膜炎菌のLPSと外膜小胞とそれからのワクチン

本発明は、少くとも1つのエピトープを有する髄膜炎菌のリポポリサッカライドから導かれたB細胞活性化分子を提供する免疫性に向けられている。該分子は、好ましくは、イムノタイプL2とL3であり、そして免疫反応誘発能をもった分子の誘導体と同様に、B細胞活性化部分にガラクトースが不在である少くとも2つの髄膜炎菌のイムノタイプに対して特異的なリポポリサッカライドのオリゴサッカライド部分(コアー領域)の少くとも共通部分を含む。本発明はまた、少くとも膜に結合した外膜タンパク質(OMP′s)の免疫活性を有するポリペプチドを提供する外膜小胞に向けられている。該外膜小胞の群からのポリペプチドは、表面ループ、好ましくは、class 1 OMPの表面ループ2,3,5,6,7,または8の1つに突然変異を有する膜中に根を下したOMP、またはOMPのフラグメントである。その上、本発明は、このような外膜小胞、そして/またはリポポリサッカライドを含むワクチン、ならびに上述のように、リポポリサッカライドと外膜小胞を調製する方法にも向けられている。