バイオの故里から

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核酸医薬を用いた血管疾患に対する分子治療法

2007年08月29日 | 創薬 生化学 薬理学
三宅 隆 森下 竜一
日本薬理学雑誌 Vol. 129 (2007) , No. 3 158-162

分子生物学の進歩に伴い血管疾患の病態解明が進み病変進行に関与する遺伝子・細胞内シグナルなどをターゲットにした分子治療も考案されてきた.そのなかで核酸医薬を使った治療法の開発も行われ,多くの遺伝子制御法が研究されている.核酸医薬は目的とするDNA・mRNAの相補的な塩基配列をもつ人工的に化学合成された核酸分子で高い特異性と容易な合成法が特徴である.動物実験で有用性が報告された主なものはアンチセンスとデコイで,臨床試験に進んでいる研究もあり次世代の治療薬として期待されている.対象疾患のひとつに血行再建後の内膜肥厚による再狭窄がある.J-Stage >> JOI JST.JSTAGE/fpj/129.158

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