バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

モンゴルで微生物を探索産業利用を目指す

2007年08月04日 | 菌類 細菌
 製品評価技術基盤機構(NITE)と中外製薬は、モンゴルで新たな微生物を探索し、産業利用を目指すための共同事業を開始した。またNITEはカルピスとも、モンゴルの発酵乳などから分離された乳酸菌や酵母を現地で収集し、食品への利用可能性を探る共同事業を始めた。 知財情報局 2007-08-03

タマネギのエキスよりなる健康食品

2007年08月04日 | 生薬・植物成分と薬効 漢方
出願番号 : 特許出願平6-122798 出願日 : 1994年6月3日
公開番号 : 特許公開平7-327636 公開日 : 1995年12月19日
出願人 : 山下 聰一郎 発明者 : 山下 聰一郎

発明の名称 : タマネギのエキスよりなる健康食品

【目的】 タマネギの揮発成分を損うことなく有効利用し、アスコルビン酸との併用により肝障害、高脂血症、高血圧、動脈硬化および血栓症の発生を予防する。
【構成】 タマネギのエキスとアスコルビン酸とからなる健康食品。

◇高脂血症改ざん食品を検証  佐賀大学 柳田晃良教授
 タマネギや海藻に抗メタボ作用 
健康食品新聞 2007-08-01 
  

トランスジェニック植物におけるオリゴ糖の産生

2007年08月04日 | 植物&農業
出願番号 : 特許出願2006-254517 出願日 : 2006年9月20日
公開番号 : 特許公開2007-6898 公開日 : 2007年1月18日
出願人 : スティヒティング・スヘイクンディヒ・オンデルズーク・イン・ネーデルラント 発明者 : ヨセフス・クリスティアヌス・マリア・スメーケンス 外3名

発明の名称 : トランスジェニック植物におけるオリゴ糖の産生

【課題】公知の製造経路が有する欠点を回避したオリゴ糖の別の製造経路を提供すること。
【解決手段】スクロースをオリゴ糖に変換する能力を有する酵素をコードする遺伝子を選抜し;適当な転写-開始および転写-終止シグナルに該遺伝子を連結して発現構築物を得;適当な植物細胞を該発現構築物で形質転換し;形質転換植物細胞からトランスジェニック植物を再生し;該酵素の発現および活性を許容する条件下で該トランスジェニック植物を培養し;ついで、該トランスジェニック植物からオリゴ糖を単離することよりなることを特徴とするオリゴ糖の製法、ならびに、オリゴ糖を産生し得るトランスジェニック植物およびその一部分に加えて、該方法によって得た産物およびその使用。

グリセンチンの生産法

2007年08月04日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
出願番号 : 特許出願平5-334126 出願日 : 1993年12月28日
公開番号 : 特許公開平7-135993 公開日 : 1995年5月30日
出願人 : 日清製粉株式会社 発明者 : 佐藤 岳哉 外1名

発明の名称 : グリセンチンの生産法

【目的】 成熟型グリセンチンを生産する方法の提供。
【構成】 T7φ10プロモーターの下流にT7 s10ペプチドのアミノ末端側ペプチド断片とヒト型グリセンチンの融合遺伝子をコードしているDNAを含み大腸菌で該DNAの発現を指令できる組換えベクターで形質転換された該融合グリセンチン遺伝子を発現できる大腸菌株を培養して融合グリセンチンを生産し、得られた融合グリセンチンをカテプシンCで処理して成熟型グリセンチンを生産する。


免疫系と神経・内分泌系の立体的分子機構の解明

2007年08月04日 | 創薬 生化学 薬理学

報告名称
研究者 奥村 康
 所属: 順天堂大学医学部

報告概要 我々は免疫系の細胞に広範に発現しているtumor necrosis factor (TNF)/TNFレセプターファミリー分子に焦点を絞り、FasL, TRAIL, OX40Lなど多くの分子に対するモノクローナル抗体を作製し、in vitroおよびin vivoにおける抗体投与の実験から、これらの分子の発現調節のメカニズムや生理的あるいは病理的な役割を明らかにした。さらにTNFレセプターファミリーを介するシグナル伝達分子であるTNF receptor-associated factor (TRAF)5を新たにクローニングし、TRAF5単独およびTRAF2/TRAF5ダブルノックアアウトマウスを作製し、TRAF2およびTRAF5のTNFレセプターファミリー分子を介する種々の細胞の活性化あるいは細胞死における生理的な役割を明らかにした。J-Store >> 研究報告コード R030000012

ウイルス持続感染による免疫均衡の破綻機序とその免疫治療法の開発

2007年08月04日 | 医療 医薬 健康
研究者 神奈木 真理  所属: 東京医科歯科大学医歯学総合研究科

報告概要 本課題では、レトロウイルス持続感染によってひきおこされる病態形成機序の解明と免疫治療法の開発を目的とした。主な研究成果として、日本に多いヒトT細胞白血病ウイルス(HTLV-I)感染腫瘍の動物モデルを完成させた。このモデルを用いて、宿主免疫とHTLV-I感染細胞の生体内バランスと腫瘍化の関係、腫瘍免疫の標的抗原を明らかにし、これを抗原とするワクチンによる抗腫瘍効果を実証した。これは今後の成人T細胞白血病の免疫学的予防治療法開発の原型を提供するものである。この他、HTLV-I感染経路と宿主免疫の関係、HTLV-I Taxの細胞周期促進機序、宿主免疫によるHIV-1抑制機序、HIV-1の感染嗜好性機序、HIV-1integraseの新しい機能についても新知見が得られた。J-Store >> 研究報告コード R030000013

Fc受容体を介する生体防御システムの解析

2007年08月04日 | 創薬 生化学 薬理学
研究者 高井 俊行  所属: 東北大学加齢医学研究所

報告概要 免疫系細胞に発現するFc受容体(FcR)の欠損マウスを開発し、活性化型FcRと抑制性FcRとの巧妙なバランスが崩れることがアレルギー、炎症、自己免疫疾患の引き金になることを解明した。また、この成果を新規リウマチ関節炎モデルマウス、Goodpasture症候群モデルマウスなどの開発につなげ、新規治療法、治療薬の開発に供した。さらに、FcRおよびこれらに関連するアダプター分子などの欠損マウスの解析により、これら免疫系分子群が中枢神経系細胞にも発現し、脳細胞の分化発達、組織構築に関与していることを発見した。J-Store >> 研究報告コード R030000014

普遍的な生体防御機構としてのストレス応答

2007年08月04日 | 創薬 生化学 薬理学
研究報告コード R030000015
報告名称
研究者 永田 和宏
 所属: 京都大学再生医科学研究所

報告概要 「普遍的な生体防御機構としてのストレス応答」というテーマのもとに、具体的に2つのアプローチから研究を展開してきた。第1はストレス応答の機構である。ストレス転写因子HSF3およびHSF4をクローニングし、その性質を明らかにした。第2には、分子シャペロンの機能解析を掲げていたが、コラーゲン特異的分子シャペロンHSP47のノックアウトによって、それがコラーゲン合成および個体発生に必須の遺伝子であることを明らかにした。また、小胞体の品質管理に関わる新規遺伝子EDEMを発見し、さらに品質管理にリボソームRNAの分解による蛋白質合成抑制という新たな機構の存在することを明らかにした。 J-Store >> 研究報告コード R030000015

昆虫の生体防御分子機構とその応用

2007年08月04日 | 創薬 生化学 薬理学
研究者 名取 俊二  所属: 理化学研究所

報告概要 (1)昆虫(センチニクバエ)の変態過程で、幼虫組織を破壊し除去するために必要な新しいスカベンジャーリセプターが、蛹の時期に体液細胞表面に発現することを見出し、その精製と構造決定、機能解析を行いました。(2)昆虫の抗菌蛋白ザーペシンBの活性中心部分を利用した新しい抗菌ペプチドの作出に成功し、その好中球上のリセプターを同定しま(3)昆虫から得られた生理活性物質5-S-GADには細胞選択性のある癌細胞の増殖抑制活性や、破骨細胞の分化阻止活性があることを示しました。 J-Store >> 研究報告コード R030000016

極限ストレス土壌における植物の耐性戦略

2007年08月04日 | 植物&農業
研究者 森 敏 (東京大学大学院農学生命科学研究科)

報告概要 イネ科植物で3価鉄イオンのキレーターである「ムギネ酸」生合成経路を確定し、その経路上の8つの関連遺伝子を同定した。その中のニコチアナミンアミノ基転移酵素遺伝子をイネに遺伝子導入して、石灰質アルカリ土壌耐性イネの作出に成功した。一方、酵母の3価鉄還元酵素遺伝子、Fre1、の至適pHをアルカリ側に進化工学的手法で改変して、これを双子葉植物の代表としてタバコに遺伝子導入して、石灰質アルカリ土壌耐性タバコの作出に成功した。以上で得られたイネとタバコは今後の石灰質アルカリ土壌耐性品種の育成のための母本の候補となるものである。 J-Store >> 研究報告コード R030000039