バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

脂肪細胞特異的タンパクリン酸化酵素(SIK2)を標的とした抗体構造解析創薬

2007年02月16日 | 創薬 生化学 薬理学
平成15年度~平成17年度成果報告書 平成15年度採択産業技術研究助成事業 

SIK2を脂肪細胞で高発現するマウスの解析から、SIK2は脂肪燃焼経路、PGC-1、CPT-1、UCP-1を抑制する生理作用を有することが明かとなった。特に高脂肪食摂取条件では余分なエネルギーを消費させる方向へ作用するが、SIK2マウスにはこの効果は観察されない。SIK制御部位に対する抗体の作出に成功した。抗体の結合様式の検討からSIK2は制御領域が特異的であり、その領域を標的とすることで特異的阻害剤のモデルが作製できる。新たに23種のSIK2阻害化合物の単離に成功した。 報告書バーコード 100008788 作成者 医薬基盤研究所竹森 洋

機能スクリーニング法による野生沿岸植物が獲得した耐塩性遺伝子の探索と応用

2007年02月16日 | 植物&農業
平成15年度~平成17年度成果報告書 平成15年度採択産業技術研究助成事業 
アイスプラント由来の新規RNA結合タンパク質やアッケシソウ由来の新規アラビノガラクタンタンパク質をコードするcDNAを導入した形質転換タバコに顕著な耐塩性の向上が認められた。RNA結合タンパク質は、RNAシャペロンとして機能していることが確認された。また、アラビノガラクタンタンパク質にはストレス下での根の伸長阻害を抑制する効果が見出された。 報告書バーコード 100008787 作成者 東京農工大学山田 晃世

マラリア原虫増殖抑制能力の検定方法

2007年02月16日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2001-395882 出願日 : 2001年12月27日
公開番号 : 特許公開2003-189897 公開日 : 2003年7月8日
出願人 : 三田村 俊秀 発明者 : 三田村 俊秀 外1名

発明の名称 : マラリア原虫増殖抑制能力の検定方法

【課題】広範囲の被験物質を対象としながら特定の作用性に基づいて抗マラリア治療剤の有効成分となる物質を見い出すための簡便な方法を提供する。
【解決手段】マラリア原虫増殖抑制能力の検定方法であって、(1)トリグリセライド合成酵素(DGATase)と被験物質との接触系内における前記トリグリセライド合成酵素(DGATase)の活性を無細胞系において測定する工程、及び(2)前記工程により測定された活性と対照における活性とを比較することにより得られる差異に基づき前記物質のマラリア原虫増殖抑制能力を評価する工程、を有することを特徴とするマラリア原虫増殖抑制能力の検定方法等が提供可能になった。

ヒト免疫不全症候群ウイルスの感染、増殖抑制剤

2007年02月16日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2002-261024 出願日 : 2002年9月6日
公開番号 : 特許公開2003-327536 公開日 : 2003年11月19日
出願人 : 社団法人北里研究所 発明者 : 大村 智 外2名

発明の名称 : ヒト免疫不全症候群ウイルスの感染、増殖抑制剤

【課題】 T細胞、マクロファージあるいは樹状細胞などの免疫担当細胞に感染し、免疫系の破壊をもたらすヒト免疫不全症候群ウイルスの感染増殖抑制であり、安価な化学療法剤によるHIV-1感染患者の治療に有用であり、加えてHAART療法において補助剤として臨床できるヒト免疫不全症候群ウイルスの感染、増殖抑制剤を得るものである。
【解決手段】 ヒト単球由来M型マクロファージにおけるHIV-1の感染、増殖抑制作用を有するマクロライド誘導体を有効成分とする、ヒト免疫不全症候群ウイルスの感染、増殖抑制剤である。

マラリア原虫類の感染予防・治療剤

2007年02月16日 | 創薬 生化学 薬理学

出願番号 : 特許出願2002-138181 出願日 : 2002年5月14日
公開番号 : 特許公開2003-335667 公開日 : 2003年11月25日
出願人 : 社団法人北里研究所 発明者 : 大村 智 外2名

発明の名称 : マラリア原虫類の感染予防・治療剤

【課題】 化学療法によりヒト感染性マラリア原虫類として、熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、四日熱マラリア原虫及び卵形マラリア原虫の増殖抑制をポリエーテル系抗生物質K-41で行うことによって、ヒト感染マラリア原虫類の感染予防・治療剤として臨床応用できることが期待される。【解決手段】 下記式【化1】

で示されるポリエーテル系抗生物質を有効成分として含有する、マラリア原虫類の感染予防・治療剤である。
【効果】 ポリエーテル系抗生物質K-41はヒト感染性熱帯熱マラリア原虫類にin vitroで抗マラリア活性を有し、in vivo系のネズミマラリア原虫感染モデルに対して治療効果を示し、特に薬剤耐性株に有効である。


マラリア原虫類の感染予防・治療剤

2007年02月16日 | 医療 医薬 健康

出願番号:特許出願2003-63769   出願日:2003年3月10日
公開番号:特許公開2004-269440  公開日:2004年9月30日
出願人:社団法人北里研究所発明者:大村 智 外3名

発明の名称:マラリア原虫類の感染予防・治療剤

【課題】化学療法によりヒト感染性マラリア原虫類として、熱帯熱マラリア原虫、三日熱マラリア原虫、四日熱マラリア原虫及び卵形マラリア原虫の増殖抑制をボレリジンで行うことによって、ヒト感染性マラリア原虫類の感染予防・治療剤として臨床できることが期待される。【解決手段】下記式【化1】

で示されるボレリジンを有効成分として含有する、マラリア原虫類の感染予防・治療剤である。
【効果】ボレリジンはヒト感染性熱帯熱マラリア原虫類に対してin vitroで抗マラリア活性を示し、in vivo系のネズミマラリア原虫感染モデルに対して予防及び治療効果を示し、特に薬剤耐性株に対して有効である。


大麦栽培の起源は複数 新石器時代、イランなどでも 米大学解明

2007年02月16日 | 植物&農業
 パンやビールなどの原料として重要な大麦はこれまで、新石器時代に中東のシリアやパレスチナ付近で最初に野生種が農業栽培され、世界各地に広まったと考えられていたが、東へ1500~3000キロ離れたイラン・ザグロス山脈の東側でもその後に数回、野生種の栽培化が起きた可能性が高いことが分かった。FujiSankei Business i. 2007/2/16

パーキンソン病、ブレーキ役たんぱく質解明 京大チーム

2007年02月16日 | 創薬 生化学 薬理学
 手足のふるえなど体の動きが不自由になる難病、パーキンソン病の原因物質が脳内にたまるのを抑えるたんぱく質を、京都大先端領域融合医学研究機構の木下専(まこと)助教授、猪原匡史(いはら・まさふみ)特別研究員らのグループが明らかにした。15日付の米専門誌「ニューロン」電子版に発表する。根本的な治療薬開発につながる成果と注目される。朝日新聞 2007年02月16日