-都研究所など
身体の細胞内でエネルギーを生産する小器官であるミトコンドリアのDNAに変異が生じても、細胞分裂を重ねるうちに排除されるのは、正常なDNAだけが優先的に複製されるためである可能性が高まった。東京都臨床医学総合研究所と筑波大、京都大などの研究チームが12日、米科学誌ネイチャー・ジェネティクスの電子版に発表した。
ミトコンドリアは、人間や動物の遺伝情報の大半を担う細胞核のDNAとは別に、独自のDNAを持ち、1細胞内に1000個程度あって、母親の卵子から子に伝わる。ミトコンドリアDNAに変異が生じると、心臓や手足の筋肉の衰弱、糖尿病など多様な症状が表れる。変異排除の仕組みの解明は、これらの疾患の早期診断に役立つと期待される。 時事通信2007-02-12
身体の細胞内でエネルギーを生産する小器官であるミトコンドリアのDNAに変異が生じても、細胞分裂を重ねるうちに排除されるのは、正常なDNAだけが優先的に複製されるためである可能性が高まった。東京都臨床医学総合研究所と筑波大、京都大などの研究チームが12日、米科学誌ネイチャー・ジェネティクスの電子版に発表した。
ミトコンドリアは、人間や動物の遺伝情報の大半を担う細胞核のDNAとは別に、独自のDNAを持ち、1細胞内に1000個程度あって、母親の卵子から子に伝わる。ミトコンドリアDNAに変異が生じると、心臓や手足の筋肉の衰弱、糖尿病など多様な症状が表れる。変異排除の仕組みの解明は、これらの疾患の早期診断に役立つと期待される。 時事通信2007-02-12