バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

花粉症の民間医療について

2007年02月21日 | 医療 医薬 健康
岡本 美孝:千葉大学大学院医学研究院
 私達は平成12年にスギ・ヒノキ花粉症にて診療所を受診した1617名の患者さん、ならび農村部での一般住民135名を対象に行ったアレルギー性鼻炎の検診時に、民間医療の経験の有無をアンケートと聞き取り調査で行いました。対象とした方の年齢は2~88歳で平均は34歳、男女比は693:1059人です。このうち、花粉症あるいはアレルギー性鼻炎に対して代替医療を受けたことのある方は、スギ・ヒノキ花粉症患者1617名中314名(19.4%)、一般住民調査からは135名中36名(25.7%)で、その年齢分布は3~84歳で平均38歳、男女比は0.44とやはり女性が高い割合を占めました。アレルギー性鼻炎についても約20%前後の患者さんが民間医療を受けていたことになります。ただ、最近のサプリメントの宣伝、インターネットのより広い普及から、民間医療を受けている患者さんの数はもっと高くなっているものと考えられます。厚生労働省HP

薬効別構成の変化にみる日本の医薬品市場

2007年02月21日 | 医療 医薬 健康
わが国は先進国の中でも特に高齢化が進展しており、国民の健康への関心、そして新薬創出への期待は高く、医薬品への潜在需要は大きい。また、研究開発型産業の代表格といえる製薬産業には、イノベーションを牽引することで国際競争力のあ
る産業として、社会、経済の発展に貢献することが期待されている。換言すれば、新薬創出という意味でのイノベーション、そしてその結果として、医薬品市場のダイナミックな変化が起っているか否かが問われている。そこで、2000年と2005年それぞれにおける売上上位150品目の薬効分類に着目して、最近の日本の医薬品市場がいかに変化してきたかについてみることにしたい。医薬産業政策研究所 News No.21 p.5 (6/38) PDF

新薬の開発・上市と治療満足度の変化

2007年02月21日 | 医療 医薬 健康
研究開発型の製薬企業に求められている最も重要な役割は、未解決の医療ニーズに応える革新的な新薬を創出することである。本稿では、製薬企業による新薬開発・上市への取り組みを、ヒューマンサイエンス振興財団の調査データを用いて、治療満足度の変化という視点からみていく。医薬産業政策研究所 ニュースNo.21(2006) p.1 (pdf 2/38)

ワクチン後進国からの脱却を急げ

2007年02月21日 | NEWSクリッピング
2007年1月、ヘモフィルス・インフルエンザb型(Hib)という細菌に対するワクチンが承認された。ワクチンとしては05年に、麻疹・風疹の混合ワクチンが新たに承認されているが、承認済みの麻疹ワクチンと風疹ワクチンとを混合したものなので、実質的に新しいワクチンの承認としては1995年に不活化A型肝炎ワクチンが承認されてから12年ぶりとなる。日経BP Online 2007年2月21日

慶大が生きた細菌にデータを記録 FD並み容量で数千年保存も

2007年02月21日 | NEWSクリッピング
 慶応大先端生命科学研究所(山形県鶴岡市)などは20日、納豆菌の仲間の枯草(こそう)菌を使い、DNA(デオキシリボ核酸)にデジタルデータを保存する技術を開発したと発表した。データは何世代にもわたって複製されるため、数千年間の保存も可能で、記録容量も約2メガ(100万)ビットと、フロッピーディスク並みになる。 FujiSankei Business i. 2007/2/21

診断マーカー及び薬効マーカー、並びにそれらの利用方法

2007年02月21日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2004-368375 出願日 : 2004年12月20日
公開番号 : 特許公開2006-177679 公開日 : 2006年7月6日
出願人 : 学校法人慶應義塾 発明者 : 谷川原 祐介 外2名

発明の名称 : 診断マーカー及び薬効マーカー、並びにそれらの利用方法

【課題】感度や特異性が高く、簡便で非侵襲的に拒絶反応を診断できる診断マーカー及び免疫抑制剤の薬効マーカーとしてのバイオマーカーを提供することを目的とする。
【解決手段】脊椎動物に対し、臓器移植後、血液中または腸液中のリゾチーム濃度を測定し、予め決定された、拒絶反応の起こっていないリゾチーム濃度の診断基準値と比較する。また、移植手術された脊椎動物に対し、免疫抑制剤を投与し、上記診断基準値と比較する。

P2Y12受容体遺伝子解析による血栓性疾患関連の遺伝子変異検出方法

2007年02月21日 | 創薬 生化学 薬理学
出願番号 : 特許出願2005-349302 出願日 : 2005年12月2日
公開番号 : 特許公開2006-180876 公開日 : 2006年7月13日
出願人 : 学校法人慶應義塾 外1名 発明者 : 池田 康夫 外3名

発明の名称 : P2Y12受容体遺伝子解析による血栓性疾患関連の遺伝子変異検出方法

【課題】血栓性疾患の早期診断および罹患危険率判定を可能にする手段を提供すること。
【解決手段】P2Y12受容体遺伝子のゲノム配列においてエキソン2より上流に存在する4種類の1塩基変異の検出を手段とする、血栓性疾患(末梢動脈疾患、冠動脈疾患や脳卒中等)を引き起こす可能性を有する遺伝子変異の検出方法、該検出方法を利用した血栓性疾患罹患危険率検査方法、該1塩基変異を有する遺伝子、前記方法に用いるポリヌクレオチドおよび試薬キット。

出願番号 : 特許出願2005-349300 出願日 : 2005年12月2日
公開番号 : 特許公開2006-158395 公開日 : 2006年6月22日
出願人 : 学校法人慶應義塾 外1名 発明者 : 池田 康夫 外3名

発明の名称 : P2Y12受容体遺伝子解析による血栓性疾患関連の遺伝子変異検出方法

【課題】血栓性疾患の早期診断および罹患危険率判定を可能にする手段を提供すること。
【解決手段】特定の遺伝子配列を有するP2Y12受容体遺伝子のゲノム塩基配列における位置と変異後の塩基で表示)で表される1塩基変異の少なくとも1の検出を手段とする、血栓性疾患(末梢動脈疾患、冠動脈疾患や脳卒中等)を引き起こす可能性ある遺伝子変異の検出方法、該検出方法を利用した疾患罹患危険率検査方法、該変異を有する遺伝子、前記方法に用いるポリヌクレオチドおよび試薬キットを提供する。