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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「まめ」の語源

2012-12-30 | 雑学

おせち料理に欠かせない一品に黒豆があります。
この黒豆は、一年中「まめ(まじめ)」に働き「まめ(健康的)」に暮らせるようにという願いが込められていることから、「まめ」の語呂合わせで入っているものです。
今日はこの「まめ」の語源について調べました。

「面倒がらずにあれこれよく動く人」のことを「まめな人」とか「'まめだね」と言います。
この【まめ】は漢字で書くと【忠実】と書き、食べる「豆」とは書きません。

『忠』には、「真心」の意味があり、『実』には、「偽りがない」「誠である」という意味があることから、「まめ(忠実)」は、元々「誠実で真面目であるさま」の意味で使われていました。
この為、平安時代には「一途で堅物な人」「他の女性に心を移さない男性」をいうのに使われていたそうです。

その後、鎌倉時代以降に「面倒がらず物事に励む」「勤勉でよく働くさま」をいう言葉になり、現在では、「気が利く」「行き届く」「苦労をいとわずよく勤め働くこと」の意味で使われています。
他にもこのまめ(忠実)には「身体が丈夫なこと」、「達者」、「息災」や「生活に役立つこと」「実用的」等の意味もあります。

明後日はお正月です。一年中元気に働き、まめに暮らせるように黒豆をたくさん頂きましょう。