昨日は二十四節季の一つ「大雪」でした。
大雪とは、雪が激しく降り始める頃とされる日で、いよいよ本格的な冬に突入します。
ここ数日、日本列島は大陸からの寒波に見舞われ、全国的に平年を下回る寒い日が続いています。
今朝の天気予報では、北海道から東北、北陸にかけての日本海沿岸では暴風雪になると言うことで注意を呼び掛けていました。
正に暦通りの寒さと言うことでしょうか?
さて、この寒さの中、私の畑では早くも菜の花が咲きました。
今日は読者のみなさんに“小さな春?”をお届けしたいと思い師走に咲いた「菜の花」をアップしました。
この菜の花は蕾を食べる「ナバナ(菜花)」と云う品種で、先日、黄色い花が咲いているのを見つけ撮影したものです。
一般的に「菜花(なばな)」は春の訪れを告げる野菜と言われています。
冬本番に入るこの時期に、春の訪れを告げる花が咲くと云うことは、11月から12月にかけての大阪・泉州地方は温かったのかも知れません。
春の菜の花は茎が伸びて温かさを満喫するように先端に黄色い花を咲かせますが、師走の菜の花は茎が伸びず、寒さに首をすくめたような感じで咲いています。
植木等ではありませんが、蕾は “お呼びでない?これまた失礼しました”とおどけて咲いているのかも知れません。
江戸時代の俳人・滝野瓢水(たきのひょうすい:1684年~1762年)が詠んだ俳句に
「手に取るなやはり野に置け蓮華草」があります。
春に咲く菜の花も矢張り暖かい春に咲くのが一番ということでしょう。