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らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「冷凍食品の日」とは

2009-10-18 | 雑学

10月18日は「冷凍食品の日」だそうです。
そこで、今日はこの日に因み、「冷凍食品」について調べて見ました。

「冷凍食品とは」
先ず、「冷凍食品」とは、長期保存を目的に冷凍状態で製造・流通・販売されている食品を言い、「冷凍食品の日」とは、その冷凍食品の販売促進を目的に、社団法人日本冷凍食品協会が1986年(昭和61年)に制定した記念日で、毎年10月18日となっています。
この日になった経緯は、冷凍の「凍」を10(とお)と、冷凍食品の標準管理温度であるマイナス18度にちなんで、10月18日に決められたそうです。

「冷凍食品の発祥」
冷凍食品の発祥地はアメリカといわれています。
1900年代のアメリカ合衆国において、余り日持ちしないジャム加工用のイチゴを輸送に適するために冷凍したのがその興りだと言われています。
1920年代以降、冷凍冷蔵庫の普及とともに一般家庭に広まりましたが、本格的に冷凍食品が普及したのは1960年代で、日本では1965年(昭和40年)以降と言われています。

「冷凍食品の定義」
冷凍食品については日本では、法律や規制、基準などによりさまざまに定義されていますが、世界で共通する次の4つの条件を備えたものが、厳密な意味での冷凍食品となるようです。
①下処理をしていること。
 魚の場合、骨や頭、内臓などの不可食部分を除去していること。
②急速冷凍をしていること。
 食品を冷凍する際、組織が壊れて品質が変わらないように、非常に低い温度で急速冷凍をしていることです。
③消費者包装がしてあること。
 包装することにより、流通過程における汚染や乾燥、酸化から食品を守ります。
 また、包装には消費期限や保存方法などの必要事項の他に、認定証やJASマーク、保存上の注意事項などの表示がなされていること。
    認定証マークは安心の証
④品温をマイナス18度以下にしてあること。
 生産、貯蔵、輸送、配送、販売の各段階を通じて、一貫して冷凍食品の品温がマイナス18度以下を保っていること。

(参考)
冷凍食品は、水分や油脂が凍結・凝固する程の低温にすることで微生物の活動を抑え、長期間にわたって保存できるのが特徴で、その温度はマイナス18度以下とされ、日本冷凍食品協会によれば製造後1年程度にわたって保存できるようです。

「冷凍食品の注意点」
1.マイナス18度以下で保存すること。
2.一度溶けたものは再凍結させず、早めに使い切る。
  風味や鮮度が著しく落ちるようです。
3.結露した冷凍食品を油で揚げると水分が急速に気化し、熱い油が飛び散ってやけどや火災の原因となるようです。
4.賞味期限を守ること。
  余り長く保存すると乾燥してしまい、解凍してもパサパサになるそうです。
5.運搬中はできるだけ溶かさないようにすること。
  買い物をする場合は最後に購入し、できるだけ早く持ち帰って冷凍庫に入れてください。

冷凍食品といえば2007年に発生した赤福餅の冷凍保存による製造日偽装や、2008年1月に発生した中国製冷凍餃子の毒入り事件など、食の安全性に問題を投げかけましたが、冷凍技術の向上によって、場合によっては生鮮品より割安になり、しかも手軽に美味しく調理できることから、冷凍食品は上手に利用したいものですね。