らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

「アフリカン・マリーゴールド」の花

2009-10-02 | 
花がきれいで、根には線虫の予防効果があり、独特の強い臭気をもつ花、「マリーゴールド」。
家庭菜園では線虫予防のため作物の間によく植えられます。
今日はその「マリーゴールド」の一種、「アフリカン・マリーゴールド」の花をご紹介します。

・畑に咲いる「アフリカン・マリーゴールド」の花です。


「マリーゴールド」はキク科タゲテス属の一年草です。
原産地はメキシコで、16世紀初頭に「インドのバラ(rose of India)」としてメキシコからスペインに持ち込まれ、スペイン王の遠征を機にアフリカ北部に帰化し、その後、再度ヨーロッパにもたらされたために「アフリカン・マリーゴールド」と呼ばれているそうです。
属名の「タゲテス」は、ローマ神話の最高神・ジュピターの孫息子で、エトルリア人に予言を教えたと伝えられている「タゲス(Tages)」の名前に因むそうです。

・「アフリカン・マリーゴールド」の蕾と葉です。


「アフリカン・マリーゴールド」は別名を「千寿菊」、「山椒菊」と言い、日本には江戸時代初期に渡来しました。
花は大輪で花弁数も多く、草丈は50cm~100cm、太く、直立してよく枝分かれします。
葉は羽状に深く裂け、葉と総苞に油を出す線があって独特の強い臭気を持っています。
中国では、臭いがあるこの花を「臭芙蓉」と呼んでいるそうです。



マリーゴールドの仲間に、「アフリカン・マリーゴールド」、「ミント・マリーゴールド」、「メキシカン・マリーゴールド」「レモン・マリーゴールド」などがあります。
その特徴は、
・「アフリカン・マリーゴールド」  内容のとおり
・「ミント・マリーゴールド」    キク科、コウオウソウ(紅黄草)属の1年草、別名:匂い万寿菊、葉や花の乾燥したものはお茶として利用できます。
・「メキシカン・マリーゴールド」 キク科、コウオウソウ(紅黄草)属の1年草、別名:ホソバクジャクソウ(細葉孔雀草)、花壇の彩りに植えられたり、寄せ植として利用
                    されています。
・「レモン・マリーゴールド」    キク科、コウオウソウ(紅黄草)属の多年草、別名:マウンテン・マリーゴールド、黄色の花で強い香りがあり、花からは茶色から
                   黄色の染料をとることができるそうです。



「マリーゴールド」は聖母マリアの祭日に咲いていたため「マリア様の黄金の花」とも呼ばれているそうです。

「花言葉」 合意、協力、