以前、透析室のスタッフは
臨床工学技士より看護師の方が
多くなくてはいけないと
聞いたことがあった。
近年は臨床工学技士の方が多い。。
ネットで検索しても
透析室の適正人員配置というものは
出てこない。
よって、大いなる謎だった。
ある日、久しぶりに看護師が
多い日があった。
「今後、この割合でやっていくんですか?」
と何気なく聞いてみたら、
「今日はたまたまです。」
とのこと。
「透析室は看護師の方が多くなくてはいけないとか
聞いたけれど、CE(臨床工学技士)の方が多くても
大丈夫なんですか?」
と疑問をストレートの聞いてみた。
すると
「透析室には看護師一人に対して患者何人とかいう
決まりはないんです。
また、スタッフの数にも規定がないんです。
病院によってはすでにすべてCEで回している
ところもあります。
患者40人をスタッフ4人で回しても
問題がないんです。
すべてに時間がかかるようになりますけど。
ただ患者へのサービス面ではどうかと
なるんですけどね」
なんどすって!!!
だから適正人員配置で検索しても
何も出てこないはずだわ。。。
「看護師の採用がうまくいかなければ、
CEを増やすしかないし、
薬価も下がり、材料費もあがり、
とすると削れるのは人件費。
CEの方が人件費が安いので
看護師を減らしCEを増やしたり
スタッフの人数も減らすことになる
かもしれませんね」
まじか。。。。
透析室も病棟のように
看護師一人につき患者何人という規定や、
患者に対する必要スタッフ数を満たしていれば
基礎点が付くと思っていた。。。
お弁当の配膳・下膳、お弁当代の管理なんて
サービスもいいところ。。。
金にならないことは手を出すはずもない。
いずれ、穿刺も終了も時間チェックもすべて
CEがやって、
ガーゼ交換やもろもろの聞き取りだけが
看護師がやる時代が来るな。。。
「頭が痛い」「お腹が痛い」と
透析中に訴えても
「頭が痛いんだって」と申し送りされるだけで、
脳内出血の疑いはないのかと
疑われることもなく手遅れになる日がくる。。
この人員配置の件は
「ぜんじんきょう」でみたことがない。
各病院の経営の話だから触れてはいけないこと?
でもサービスなど患者の満足度や
予後に関わってくるので
テーマとして挙げるべきことだと思う。
しかし、どこも条件は同じとおもっていて
盲点的に落ちていたのか。。。