ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

明智小五郎と金田一耕助における時代考証

2013-09-24 22:12:40 | Weblog
透析中に血圧の下がった頭で
小さい画面のテレビをみたもので
見間違いがありましたらすみません。


設定は昭和12年、まだ駆け出しの探偵の金田一は
大阪の商家から依頼を受けて大阪に向かいます。
その大阪に着くと誘拐事件が起こります。
誘拐した人、誘拐された人は誰かといろいろな推理を
します。

一方、すでに著名であった明智は
新聞記事で金田一の存在を知り、
新聞記者として取材をするふりをしながら
金田一に推理の弱点を突いていきます。

最後に大どんでん返しがまっています^^




さて、時代考証です。
ネタバレはありませんので安心して読んでください。

まず気になったのは部屋の照明です。
部屋の入り口でぱちんとスイッチを
切り替えてつけた感じがしました。
そして、照明自体も、
天上にはりついていてカバーが掛かっているような感じで
部屋全体が明るかった。

この当時って、ホテルとか天上の高くてひろいところは
どうだったか知りませんが、
普通の家であったら、電球にかさがあるタイプの照明で
かさの上に切り替えスイッチがあって
そこで操作すると思いますが。。

蛍光灯は、棒状のものもまして円状のものはないと思いますが。。

その後戦後になって、ひもでひっぱってつけたり消すようになって、
今のスイッチになったような気がしますが。


最後に遺品として日記帳(手帳)が出てきます。

きちんと文語でかかれてはいましたが、
漢字が旧字になってなかった。
それより
横書きで左から書かれていた。

新聞やポスターは横書きでも右からだった。
左から書くなんて絶対あり得ない。


それに横書きの文化って割と新しいと思う。
今の60歳前後の人以上が手紙や日記を書くというと
縦書きを選ぶと思います。
(仕事で横書きに慣れている人別ですが)

それ以下になるとなんでも横書きを選ぶのです。

だから戦前で横書きで日記を書くなんてありえないのです。



今の30歳代の人にすれば
産まれたときから
照明=壁のスイッチであり、
日記=横書き(当然左からの)であって
昔との違いを想像することができないんでしょうね。





金田一は有名になる前、戦争に行く前の青年の設定です。
20歳代前半でしょうか。

しかし、服装は金田一で当時の服装なんだけれど、
髪は茶髪でパーマがかかっている。
おふろにはいっていないぼさぼさ髪ではありませんでした。
(これは山Pのイメージが壊れるからさせなかっただけかも)

醸し出される雰囲気は現代の軽い男の子。。。。

まだ、江戸川コナンとか金田一少年の方が
年齢的には下であっても熟成された大人に思えたのは
私だけではないでしょか。

山Pは寡黙な役が似合っていると思います。




ネタバレを一つだけ書くと
本家と元祖が入れ替わっていたことになります。

何時につくかわからない探偵のために
入れ替わったままでいれば
お客さんが不審に思い、うわさが経つと思いますが。。

また、犯行現場も同じように作っておかないといけない。

これも無理があると思いました。



作りが雑な作品でした。
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