ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

ペーパーレス

2014-06-19 22:26:22 | 身体のこと
前回の続き。

体重測定も血圧測定もコンソールにて記録される。


では、「体調はかわりない?」と聞いたときの
患者の訴えはどうするか。

ノートパソコンで手打ちで入れることになっている。
その結果は、コンソールに飛ぶのか
元となるシステムに飛ぶのかは聞いていない。


しかし、パソコンが苦手な人はいる。
また、聞きながら書かないと忘れるし、
聞き落とすこともある。

入力したくないのか、最近、聴き方の「上手い」。

1.「変わりないよね」と断定系で聞いてくる。

2.「お薬はいりますか?」と受け持ちなのか、
   時間がなくて頼まれたのかを曖昧にして
   薬だけに絞って聞く。
   薬がいる=体調不良、薬が要らない=大丈夫
   と処理するもの。

3.2の応用系
  「変わりない?」と聞いて、
   症状を聴いておきながらも
   薬はいらないときいて、
   同じく大丈夫、変化なしと記録する。


ノートパソコンの台数を増やすとか、
別途サイドで話しながら入力できるように
しないと、この「適当に処理」が続くような気がする。。


ちなみに私の受け持ちのナース様はご高齢なのに
パソコンは得意らしく
夜のお勤め(日勤なのに)でなくても現れて
「そうそう。今度、いつ、ガンのフォローの診察?」
とか、「次の検査の日程きまったよ。直前には予約票あげるけれど
 一応言っておくね」とかいう雑談で話したことも
しっかり、入力してから帰宅する(。。すごい、姐さん)



では、透析中の症状と対応については
症状の一覧表があって、その中から選ぶし、
対応についても、一覧表があってその中から選ぶ。

一覧表にないものについては
ノートパソコンから入力する。




さて、入力したくないから
聞き方を変えるというのも問題だけれど、
機械が不慣れな人は仕方ないとして
透析中の症状や対応を確信犯的に入れない人がいる。

機械が不慣れな人は一個入力すると
一個忘れる。

血圧が低くて、水銀計で再測定をする。
その再測定結果を入力した代わりに
自分のサインを記録するのを忘れる。
慣れないことをすると何か忘れるって感じ。

いつかは慣れてくれることを祈る。


問題の事例は
血圧降下しても除水を止めても補液しても
気分不良と訴えても記録しないっていう人がいる。

もちろん、コンソールを操作して
除水を止めたり、タイマーをかけたり、
補液をしてくれるが、
そういう記録を全く入力しない。

紙の頃は、記録していたのに
記録しないというのはどういうことか。

システムが理解できないからまあいいやと
聞き流しているのか。


なんのためにペーパーレスにしたのかが
わからない。

医療行為はすべて記録しないと
いけないものだと思うが。



電子カルテは透析医療だけでなく
すべての医療で使われるようになる。

その時に「機械音痴だから」といって
入力しない行為は問題になると思う。
問題になり退職に追い込まれることもあるかもしれない。


うまく入力できない人には
別途練習する時間を与えてほしいと思う。

でないとペーパーレスにした意味がない。



それにしてもうちのスタッフ。
できるようになるのかしら?????
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