ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

新聞をみていて

2007-03-30 21:10:13 | Weblog
今日の朝刊に「人工透析をしている人の食事」
についての解説とレシピがついていた。
腎臓病=塩分制限としか思われないことが多い。
透析をしているというのに
「腎臓病には水を飲むことが大切だ。
一日2Lは水を飲むと身体が楽になるよ」
といわれたり。。
「血圧にはカリウムをたくさん取ることだよ」
といわれたり。。
そんなことをしたら死んじゃうよ。
こういうふうに、注意事項とレシピが
新聞に載ることで
いろいろな人に人工透析の食事制限について
理解してもらえたらと思った。



また教職員の異動が載っていた。
たまたま、中学2年、3年の時の
担任の退職を知る。
3年生の時の担任の年齢を今頃知る。
「あのふたりって。。同じ年齢だったんだ」
3年の時の担任は、かなり白髪が多かったし、
子供が3人もいたし、美術の、それも
版画&彫刻が専門で、
性格的にも言葉少なく、すぐに怒り出す
タイプだったのでかなり年配に見えた。

一方2年の時の担任は、
教員ファミリーで育ち末っ子で
独身だったこともあり
性格的にあまった。
容姿も長髪で太めだったから
若く見えた。
いまさら。。年齢にびっくり。


3年生の時の担任は
とにかく怖かった。
神経質というのか言葉少なく
笑うことも少なくできるだけ
関わりたくないタイプだった。
(今思えば、自信のなさを
「怖い先生」として隠していたかも)

けれど、この先生のすごいところは
なんでもグループ単位で活動させたこと。
男女各6人のリーダーをみんなに選ばせ
リーダーが2、3人のグループ員を決める。
この相談はリーダーだけで別室で行われる。
どういう話し合いがあったかは一般人には
わからない。
そして先生に上申する。
先生は、グループ員の成績とかいろいろを
考慮してOKを出す。
OKがでるまでリーダーは話し合いをするのだ。
最終的には男女合わせて6人から7人の
グループを作るのだ。

これを前期・後期でやるけれど同じメンバーは
許してくれなかった。

そして、朝夕の学習時間はこのグループでする。
成績上位者が下位の者に教えるのだ。
そして、成績を競わす。
競わしたあと、このグループで間違えたところを
確認させて、再度、同じテストをするのだ。
そしてみんな確実に学力をつけていった。
当時は、このすごさをわからなかったけれど
担任の発言(すごく無口だった)と行動で
クラスの雰囲気が決まることを今ならわかる。


しかし、この先生
「俺は。。できねえ。
まあ。。そういうこともあろうが。。。」という感じで
あまりぴしっと姿勢のいい先生でなかった。
常に教卓にもたれかかって話をしていた。
留学等をして遠回りして教員になった。
だから、「同じ年齢と人と比べて
給料がすくねえ」といっていた。

ま。。芸術肌だからと思っていた。
しかし、しかし、これが小学校の校長先生して
定年を迎えたというのが恐ろしい。。
あれで、スーツ着て
「みなさん、おはようございます」と
全校生徒の前で朝礼をしたんだろうか??
でも、教員として学級運営に長けていたから
校長先生まで登りついたと思う。
時は人を変えるからできたんだよね???

今もあーゆー怖いけれど
一人一人を良く見ている先生はいるんだろうか?
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