ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

酷暑

2018-07-17 23:01:05 | Weblog
小1男児が熱中症で死亡 校外学習中に「疲れた」訴え

酷暑です。

昔は「30度超えるの?暑くなるね」が
今は「今日も35度超えるの?」の時代。

年々、環境に対する考え方変わっていっていると
思えます。



この痛ましい事故。

教員にはある考えがあったと思う。
「三連休後、
 きっと子供たちは落ち着きがない。
 こういうときは授業でなく
 イベントをやるか」と。


幼稚園ではあるみたいです。

連休明けは泣く、落ち着きがない、
うるさい、すぐケンカするetc。

学級運営がままならないので
とりあえず、
「走らせるまたは遊ばせて」から
「授業」に入るそうです。



不幸にもこの酷暑。

子供たちが背が低いので
アスファルトの反射を受けやすい。

そして3連休。

暑いからとクーラーの入った部屋に
いたら、
学校というクーラーのない世界、
しかも屋外では体がもちません。

3連休で昼夜逆転していて
寝不足で朝ご飯も食べていなかったら
熱中症になるリスクは高い。

他にもおなかの調子が悪かったら
電解質が狂っているときに
汗をかけば、
これも熱中症になる。





「疲れた」といわれて、
先生も困るよね。

手を引くしかない。

歩けないくらい衰弱していれば
背負うことも、
学校に連絡して車を
よこして回収してもらうことも
あったと思う。


疲れたは子供が口にしやすい言葉。

それで、学校に連絡して
車を手配していたら
みんなが車で帰りたくなる。

だから「疲れた」と
重く考えることはできなかった。


「だるい」にしても
「暑いからだるいのよ」と
して受け止めなかった可能性もある。




この気温での校外学習活動に
無理があった。

校長先生の判断で中止するべきだったと
思う。

まして連休明け、
体調を崩している子供は多かったと思う。







さて、これも恐ろしい話。

姪が卓球をやっていて
その大会。

「公式の大会」ということで
風で球に影響があってはならないと
窓を閉めて、空調なしで
試合をしたとか。

学校の先生だけなら
責任と問われるので
窓を開けることもあるらしい。

しかし、「協会」の人がきていて
窓を開けることを認めなかったとか。


試合をやっている体育館より
36度の屋外の方が涼しいと
感じるくらい暑かったとか。

姪のパパは
「眠くなってきた」と言い出して
「それは意識がもうろうとしているの!!!」
姪のママに外に連れ出されたとか。


もし、ここでだれかが倒れて
死亡する事故がおきたら
「協会」の人は、どう責任を取るのだろう。


「風で球に影響が」というのであれば、
この時期の試合を中止させるべきではないか。

中止できないのであれば
黙認してほしい。



日本の環境は年々変化している。

去年大丈夫だったから
今年も大丈夫ということはないと思う。




当事者の姪は
バテバテ。。

時間さえあれば寝ていたい状態。

食欲不振に陥って悪循環。

機嫌の悪いのなんのって。




どうしても、学校の場合、
夏休み中に全国大会を終えて
9月から新人生にしたい。

最終学年には引退して
受験勉強に専念してもらいたい。

だから、この時期は
どの競技も地方大会まっさかり。


でも、この気候では、
この時期に大会をするのには
無理がある。



「去年は大丈夫だった」でなく、
毎年、改善・変更をしていかなければ
いけない気候になったのだから。

教室にクーラーを、
体育館にもクーラーを。
それが当たり前にすれば、
この時期の大会も可能であろう。

日本は亜熱帯になったと思われるくらい
雨も多くて暑いところになったのだから。




今回亡くなった小学生の
ご冥福をお祈りします。
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