午前中、同僚の静ちゃん(仮名)が
ながながと席を外していた。
戻ってきたけれど
表情がおかしい。。
なにかあったのか。
または調子が悪いのか。
「なんかあった?」と
声をかけてみた。
すると
「今、カード会社から電話で
昨日の夜11時過ぎに
3万円台の買い物を立て続けに
していますか?って聞かれて。
当然していないんですけど。
カード停めますといわれて
折り返しの電話待ちなんです。
そういう経験あります?」
「ないけれど。
カード会社のチェックにひかかって
よかったかも。
以前、テレビで見たけれど、
日頃買わないもの、
例えばアダルト系のものを大量に買うとか
日頃の購入歴と比較してなかったことが
あったりとか
マークしている特定のエステ店で使用するとか
遠方で高額の買い物をすると
チェックシステムに引っ掛かって
本人に電話で確認するらしい」
「AIが見ているんですかね」
「AIという言葉が出る以前の話だけど。」
「これって請求されるんですかね」
「確か、不正利用とわかれば
保険が適用されると聞いたことがある」
「そもそも本当にカード会社なのか。。
調べてみようっと」
検索の結果、本当にカード会社だった。
なおさら、静ちゃんの表情は悪くなり、
仕事どころじゃなくなった。
「午後からテレワークに切り替えたら?
今日は落ち着いて仕事もできないだろうし、
電話がかかってきて聞きたいことも
あるだろうし」と提案する。
静ちゃんは午後からテレワークに切り替えた。
夕方静ちゃんからメッセージが届いた。
なりすましによる不正利用と認められたこと。
カードは新しい番号で発行するということだった。
カード会社の人の話によると
レジで並んでいて、
支払いの準備でカードを出したり
しているときに
後ろから読み取ることがよくあるとのこと。
一昔前は、カバンの上からカード番号の
磁気の情報が読み取れるといわれて
財布等にスキミング対策のコーティングを
したものがはやったけれど
今はシステムが変わった????
後、大手百貨店だと
お客様はレジには並ばず、
店員がカードを預かっていく。
その際にカード情報を読み取り、
その情報を売るというのもあった。
今は何事もカード決済。
通信販売でその都度、
カード番号を入れるものは良いとして、
定期購入のものは、
カードは使用停止になっていると
不渡り扱いになることもある。
かなり面倒なことになることもある。
家賃、携帯電話代とか。。
こういう場合は、どうなるんだろう。。
とにかく、まじめに働こう。
人のもの奪い取るほど罪なことはない。
いつか報いが。。。