ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

健康管理をしっかりと

2014-06-24 22:29:08 | 身体のこと
透析後の更衣室であの人といっしょになってしまった。


前回のあとあの人のことを透析室で愚痴ってしまったら、
「あの人はルーズで鈍い人だと思いますよ。
 だから空気が読めないんじゃないでしょうか」と
という意見をもらった。

うちの病院は、更衣室の真ん中に
長椅子が並べてある。

長椅子に座って着替える人もいるし、
荷物の借り置きに使う人もいる。

荷物の借り置きの場合、
他の人が更衣室に入ってきて時点で、
広げていた自分の荷物を片付けるという
暗黙のルールがある。
ルールというより譲り合いの精神だろう。

しかし、彼女はそういうことを全くしないという。
人がきても自分の荷物を整理するどころか、
人の置く場所さえもつくらないで広げたままだそうだ。


なるほど。


そのなるほどと思うことが起きた。



「きちんとスリッパを揃えてあるんですね。
 びっくりしちゃった」

更衣室の入り口はお印程度の段差がなくて、
後ろ向きでスリッパを脱ぐとうまく段差でスリッパが
ひっかかって自然とそろってしまう。

段差が大きければ、そのままあがって
揃えることもあるだろう。

夜使う人はみなそんな感じでスリッパを
揃えて脱いで更衣室にあがる。

この人はもともと靴を揃えるという習慣が
ないのかもしれない。


そして、お決まりのごとく荷物を
長椅子に並べ始めた。



「透析ってつかれるね」

「え???疲れますか???」

「疲れない?」

「つかれませんけれど」


透析に入って吐き気と血圧低下がひどくて
がりがりにやせていた頃は
透析は疲れると思った。

透析が終わってすぐうごけないことは
なかったけれど、疲れたと思った。
体力がなかった時の話だ。

今は透析中に血圧が低下しても、
疲れると思うことはない。

もっとも、透析後に寝るのが遅くなって
翌日、睡眠不足でへろへろということはある。


そういえば彼女は透析が終わった後
どうみても30分はベッドにいる。
止血が長引くという感じではなく
動けないという感じだった。



つぎに

「透析の後半になると頭が痛くなりません?」
という。

昔、透析後の頭痛は、
透析前後の浸透圧の変化で
水分を吸った脳がなかなか小さくならなくて
頭痛が起きると教わったような。。

でも、昔と比べてかなり無謀な除水を
することがあるけれど、頭痛なんて起きない。


透析導入初期に、血圧が上がってしまい
頭が痛くなったことがあった。
レニンの最後の悪あがきだったと思う。


「なりませんけれど。」

「え!ならないの?」

「除水が多いんじゃありませんか?」

「私、たくさん食べるから除水が多いの。
 除水が多いとなるんだ。」


たくさん食べると除水が多いは別物ですけれど。


病院に来る時の姿も、体が重そうで
どれだけ増やしたんだろうという歩き方だった。




昼間、他の患者さんとか自分の受け持ちスタッフと
こういう話をしないのかしらと思った。


受け持ちがいっても、聞く耳をもたないタイプだろうけれど。
だから、自分と同じ症状の人を探すのかもしれない。



透析後に疲れたと思う人、
透析中後に頭が痛くなる人は、
無理な除水をしているってことですよ。


お金を稼ぐことより健康管理をした方がいいのでは。
その方が細く長く稼げて、短く太く稼ぐより
生涯賃金は多いような気がしますが。。。。。

聞く耳をもたないだろうけれど。
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