最近、長時間透析は体の良いという話を
聞かなくなった。
ぜんじんきょうも
そのような特集を久しく
組んでないと思う。
オーバーナイト透析は
身体によいといわれた記事が
でたのはいつのことか。
県腎協の会員でないと
ぜんじんきょうの配布はない。
加入率が下がっている今、
長時間透析が体に良いと
知っている人は少ないのではないか。
最近でも
水の増加が多い人に対して
「こんなに増やして。
このままじゃ5時間透析に
なっちゃうよ」と
と説教をしているのが聞こえた。
5時間透析は、
透析中に血圧が下がってしまう人が
除水をゆるやかにして
血圧を下がらなくするために
することではないはず。
もっと細胞レベルでメリットがある。
あの言い方は懲罰的な言い方にしか
聞こえない。
水の増える原因について、
飲酒をしているか、
食事の内容はどうかとか
見直すところはあると思う。
けれど、そこを追求する時間がない。
追及して教える必要があるとは思うけど、
そんな時間がないから
「水をのまないようにして」としか
指導ができない状態のようだ。
最近の透析病院は荒れていて、
特に昼間は、患者の高齢化が進み
認知の人も増えて、
看護度がかなり重いらしい。
わめく騒ぐなんて序の口で
起き上がって針を抜こうとする
ことも頻繁にあるらしい。
4時間透析を回すだけで限界で
それ以上の透析は考えられない
という状態らしい。
良い透析をして長く生きるといっても
高齢者の場合、十分平均寿命をすぎて
いる人もいる。
そして認知があって理解できないとなると
今日を生きる透析になってしまうのは
仕方なく、
今の透析のニーズが
長時間透析をして生活の質をあげ、
長期生存を目指すから、
今日明日を生きるための透析になると
ぜんじんきょうの特集も透析に仕組みと
合併症になってしまうのはしかたないのかも
しれない。
今日明日を生きる透析になったことで
穿刺も変わってきた。
昔は血管を皮膚を守るために
V側は細いところに刺したものだった。
穿刺が上手な人が来ると
そういうところを刺してもらえるから
うれしいものがあった。
下手な人が来ると
安全なところを刺させるしかないので
同じところばかり刺すことになった。
けれど、今は、今日明日の透析しか
考えていないので
細いところに刺して血管を開拓
ということはなく、
シャントの本流だけを刺すという。
長期透析を想定をしてない。
血管に問題があれば
人工血管にしてしまうらしい。
透析のニーズって
不変なものと思っていた。
時代で変わるんだね。。