「いいとはいわない」

パーマをかけた。

大ボスが目ざとく
「髪型がかわったな」と指摘する。
「はい」
とにこやかに答える私。

しかし、
「俺はいいとはいっていないぞ」
といわれる。
「なにがいいたいかわかっております」と
髪を縛る私。


それを見たＡ君
「ら族さん、もっと早く起きて
　ブローしてこないからいけないんだよ。
　寝癖のように見えたんだよ」
という。

ありがとね。。。Ａ君。

大ボスは
「プライベートではなにをしてもいいけれど
　会社には髪をくるくるさせてくるな」
といいたいのよ。

今髪を縛るとパーマが伸びてしまう。
ささやかな抵抗で横の髪を
後ろでちょっとだけしばっておいた。
それだけでも髪のボリュームが違う。

まわりも
「ら族ちゃんってなんで目立っちゃうんだろう」
と首をかしげる。

でも、懲りずにパーマをかけ続けてみよう。