ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

道をはずしたら

2006-10-30 23:08:26 | Weblog
ついに恐れていた日がきてしまった。

小ボスに「彼」のことがばれてしまった。
幸いにも相手まで追及されなかった。

元々体の関係はないし、今は「彼」は私と
父として接している。
別に食事ぐらい、メールぐらいいいではないか。


しかし、
「親に相手を紹介できない交際は
正しい交際か?
相手も奥さんに紹介できない交際は
正しい交際か?
道をはずしているぞ。
道をはずすことを不倫っていうんだ。
人を欺いていることに罪悪感はないのか?
後ろめたくないのか?」という。


確かに確かに。
いつの間にか「彼」と逢うことに
罪悪感もなくなっていた。
「彼」が父として接してくれる
ようになったこともあるし、
それ以上に、「彼」のメールが
私の精神的支えになっていたから、
とても大切な存在だった。
だから、罪悪感も薄れていた。


「なぜ。結婚を前提とした人を
愛せないのか」

だって。。。
普通の人は愛せない。
絶対、私の健康問題で交際は終わるから。

普通の交際でも体力的にも
紫外線的にも無理なことが多い。
「子供が欲しい」といわれても
透析しながら産むことは難しい。
たとえ産めても、透析歴もながくなり、
体力的に子育ても難しい。
(姪っ子の子守でヘロヘロ)
子供が無理なことや病気のことで
相手の親に反対されて傷つけられるのは
もう充分。
もう傷つきたくないから、普通の人から
交際を申し込まれても断っていた。

それに、遠からず体が不自由になる。
体が不自由になったからといって
捨てられるのはいやだ。


「彼」とのことは最初はいやいや付き合った。
でも、付き合っているうちに「夢」が
見れることを知った。
この「夢」は月単位でもいい。
永遠に続かない、時が別れを告げる
付き合いがよかった。


そんなこと、小ボスが認めてくれるはずはない。


深夜にケータイがなって、再び説教。
最初はやさしい言葉遣い。
最後は
「やっていることが自己中心的と気付け!」
で電話は切られた。


その後、悶々として眠れない私。


「彼」からのメールがきた。
『元気に一日がおわりましたか?
心穏やかですか?
無理をしないようにね』といういつものメール。

しかし、返信は
『たくさんの人を欺いている。
罪悪感でつぶれそうです』
と書いてしまった。


やはりびっくりする「彼」
『好きな人ができましたか?』

違う。でもばれたともメールに
書けない。
「彼」は父として接している。
そんな交際も無理とはいえない。


しばらくたって、返事がなかったのに
『わかりました。終わりにしましょう。
それで楽になるならいい。
もう僕がメールを送れないように
メルアドを替えてくださいね。』と。。
「彼」は私の気持ちを察してか
「彼」から終わりを告げてくれた。


そんなことで終わってしまった。


いわれたとおりメルアドを替えた。
「彼」のアドレスも消した。
消さないとまたメールしてしまいような
気がして。


罪悪感からは開放された。
心に大きな穴があいた。
でも、仕事でなにが起こっても
相談する相手はいなくなった。
笑顔でいろいろ話してくれる
相手もいなくなった。

今度なにか、起きたら
私はどうするんだろう。
これでよかったんだろうか?


仕事も住むところも病院も
なにもかもリセットしたい気分。
やり直したいのでなく、
なにもかも忘れたい気分。

後悔をする前にリセットしたい。
コメント (4)
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