上空に現れる「寒冷渦(寒冷低気圧)」のイメージを描いてみました。左側は大気層の重なりのイメージで、右側は鉛直断面のイメージです。
上空の偏西風(図では「強風軸」と表記)の蛇行が激しくなると、南に凸となる部分(トラフ)が寒気を囲むように分離するような状態に至ることがあります。上空に寒気の核が形成され、その周囲を(低気圧性の)大きな渦で取り囲むような感じにも見えます。
その一方、対流圏界面付近では暖気核となっています。これは圏界面が垂れ下がることに伴って、その上にある下部成層圏の空気も下がってきて、断熱圧縮され、気塊の温度が上がるものです。
地上天気図では余り明瞭には現れないものですが、下層では寒冷渦の中心の東側では暖気の流れ込み、西側では寒気の流れ込むため、寒冷渦の南東側では激しい現象を伴う可能性があります。
ちなみに、高層天気図の等高度線を見ると、まるで大きな目玉のようにも見えます。そして、その中心には寒気核が蓄えられています。
上空の偏西風(図では「強風軸」と表記)の蛇行が激しくなると、南に凸となる部分(トラフ)が寒気を囲むように分離するような状態に至ることがあります。上空に寒気の核が形成され、その周囲を(低気圧性の)大きな渦で取り囲むような感じにも見えます。
その一方、対流圏界面付近では暖気核となっています。これは圏界面が垂れ下がることに伴って、その上にある下部成層圏の空気も下がってきて、断熱圧縮され、気塊の温度が上がるものです。
地上天気図では余り明瞭には現れないものですが、下層では寒冷渦の中心の東側では暖気の流れ込み、西側では寒気の流れ込むため、寒冷渦の南東側では激しい現象を伴う可能性があります。
ちなみに、高層天気図の等高度線を見ると、まるで大きな目玉のようにも見えます。そして、その中心には寒気核が蓄えられています。
先日の予報士試験を自己採点すると、一般も合格ラインを突破し、実技の採点をしていただくことになりました。一般は、絵を描けるぐらいにイメージし、理論を理解しないと合格は、まず無理と聞いておりましたので、こちらのサイトの図を見ながら理解をしようと努力したのが功をそうすことに至りました。ありがとうございます。実技のは、来月の結果次第ですが。
学科試験も突破できたようで、良かったです。
来月には吉報が届きますことを祈念しております。