計算気象予報士の「知のテーパ」

旧名の「こんなの解けるかーっ!?」から改名しました。

the establish seminor

2010年08月25日 | 何気ない?日常
 日曜日は創業セミナーに参加してきました。このセミナーは5日構成で、その第1日目の授業が展開されました。ちなみに、1日の授業は午前3時間+午後3時間の計6時間です。毎週日曜日の授業で、あと4日・・・。

 第1日目の研修内容はは、午前中は創業するに当たっての心構えや考え方などの概論の講義を拝聴しました。午後はグループディスカッションで、前半は各グループ毎にメンバー各々のビジネスプランを発表し、それについてのディスカッションを行いました。後半では、具体的な経営上の実例を取り上げ、その解決策についてのディスカッションを行いました。

 今回の課題は、個人経営の小規模小売店(衣料品店)が地域に根ざして細々と商売を営んでいた所に、大手の大規模小売店(スーパー)が進出してくる事を受けて、この個人商店が生き残るためにはどのような経営施策を打つべきか?と言う問題です。個人商店は当初、大規模小売店に対抗して値下げ販売の価格競争で対抗しようと考えていましたが、経営コンサルタントはこの案に反対し、それに替わる経営施策を提案する、と言う設定です。

 確かに、個人商店と大規模小売店が同じ土俵で競争しようとしても、それはなかなか難しいでしょう。そもそも、大規模小売店は想定している客層がとても幅広く、取り扱う品目も非常に広がっているのが特徴です。一方、個人商店の場合は概ね客層や品目は、大規模小売店に比べれば限定的です。

 これは見方を変えると、大規模小売店には多数のお客様が買い物に訪れて、怒涛のように?レジに並び、通過して帰っていく・・・という流れであるのに対し、個人商店の場合は、数こそ大規模店よりは少数ですが、その多くが常連のお客様なので、店員とお客様がお互いに良く知っている関係になりやすいでしょう。

 売る側と買う側の関係に着目すると、一方は広く浅い関係性、他方は狭く深い関係性と見る事が出来ます。前者の場合は、店員に気兼ねすることなく必要なものだけをかごに入れたらレジを通過するだけ、つまり、ただ「モノを買う」だけで完結してしまうわけですが、後者の場合は、店員とお客様との間のコミュニケーションが存在するので、より木目の細かいサービスを行う事が可能(余地がある)となります。

 つまり、一つ前のトピックの論法を用いると、大規模小売店は「クラス指導型」の事業形態、小規模小売店は「個別指導型」の事業形態であると見る事が出来ます。セミナーやディスカッションの内容は割愛しますが、やはり、このような違いに着目した意見が多く見られました。

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