退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

『残念な作品ふたつ」について

2023-05-15 02:22:31 | Weblog
くもりときどき雨。さして降らず。

中野京子「『絶筆』で人間を読む」を見て読む。

ボッティチェリ、ラファエロ、ティティアーノ、エル・グレコ、ルーベンス、
ベラスケス、ヴァン・ダイク、ゴヤ、ダヴィッド、ヴィジェ・ルブラン。

ブリューゲル、フェルメール、ホガース、ミレー、ゴッホまで。
それぞれの画家たちの人生と「最後の作品」について。

「自分を見失う者」もあれば「最後まで貫く者」もあり。
「絶筆」という視点はいささか微妙なような。

「素晴らしい作品を描いた」という事実さえあればいいだけ。
誰もがずっと「好調」でいられるものでもないので。

「人間を読む」というのも「ドラマチック過ぎる」趣き。
「好ましい解説」を書いてきた作者にしては「勇み足」か。

レニー・ハーリン「ザ・ミスフィッツ」(’21)を観る。

元007のピアース・ブロスナンが出ているので「嫌な予感」はしたのだけれど。
なるほど彼はプロデューサーでもあって。

監督は「エルム街の悪夢4 ザ・ドリームマスター 最後の反撃」(’88)「ダイ・ハード2」(’90)
「クリフ・ハンガー」(’93)「ディープ・ブルー」(’99)などを撮った人。

どうやら「過去の業績」と「お金持ち」が絡んだ作品。
何ひとつ面白いところがないのが逆に「スゴい」のかも。

残念ながら俳優陣にも魅力を感じられず。
ティム・ロスがこんなところに。

かの名優もこんなお話ではどうにもならず。
また「残念な作品」を観てしまったのみ。
コメント
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