退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「中国古典の最後の味わいといささか『刺激』に欠ける憾みのあるシリーズ映画」について

2023-05-11 03:39:19 | Weblog
晴れ。暑いのかそうでないのか微妙。

「完訳 水滸伝(十)」読了。

「ラスボス」の方臘、石宝はあっさりとした死に様。
それにしても宋江の李逵に対する「始末」よ。

呉用、花栄も後を追い。
元はと言えば皇帝の悪臣たちのせいで。

108人の豪傑たちは結局「彼岸」で落ち合う仕組み。
その代償として「正義」が貫かれることに。

マキノ雅弘「次郎長三国志 第三部 次郎長と石松」(’53)を観る。

久慈あさみが婀娜な「壺振り」(入浴シーンなど)。
追分三五郎に小泉博。

森繁の石松の純情ぶり。
ただし本作は「スターウォーズ 帝国の逆襲」(’80)のように「それで終わり?」の趣き。

要は「シリーズの繋ぎ」のみで盛り上がりに欠け。
広沢虎造の浪花節はたっぷり聴けるけれど。

引き続きマキノ雅弘「次郎長三国志 第四部 勢揃い清水港」(’53)を観る。

加東大介が新たに参加。
黒駒の勝蔵に石黒達也。

久慈あさみは「狂言回し」で殺陣もしたり。
次郎長一家の基本は「ワッショイワッショイ」。

前作の20日後の公開という「荒業」。
とはいえ79分で「物語」が語れる事実は覚えておきたいもの。
コメント
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