退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「東京のブルジョワがもたらす文化と『古典』になったホラー映画」について

2023-05-29 02:15:13 | Weblog
くもりときどき晴れ。やはり紫外線が暑い。

「東京バックビート族 林立夫自伝」を読む。

林立夫は「キャラメル・ママ」「ティン・パン・アレー」のドラマー。
音楽関係者は誰もが知っている人か。

「東京の裕福な家庭に生まれた者たち」が作るスタイル。
基本は加山雄三のようで。

「文化」はそういうところから生まれるのねと思った次第。
「豊かさがもたらす好ましいもの」として。

16歳で車の免許を取れる時代があり。
矢作俊彦が小説のタイトルにもした「2CV=ドーシーボー」に乗っていたり。

その彼が音楽から離れることになるのだからいやはや。
その後「復活」することにもなるのだけれど。

「暮らし方が音に出る」というのにふむふむ。
「東京のブルジョワの倫理が生み出すもの」について知っておこう。

ジョン・カーペンター「ハロウィン」(’78)を久方ぶりに再見。

監督の作った音楽の効果を確認する。
ダリオ・アルジェント「サスペリア」(’77)のゴブリンとの対比などいかが。

市川昆「犬神家の一族」は本作の2年前で。
マイケル・マイヤーズのマスクはそこからかもと思ったり。

現在の目からすると中盤から後半にかけての展開がやや弱いか。
当時は「純粋無垢の悪」というキャラクターがコワイと思ったもの。

「少年による殺人」という設定も新しかったように思われ。
「ハロウィン=楽しいはずのイベント」が「恐怖」に変わるのも同様に。

ドナルド・プレザンスの声は今となっては「微妙」。
ジェイミー・リー・カーティスの「初々しさ」よ。

後者は今でも現役で。
そうか45年前になるのかと「時の流れ」を思うことしきり。
コメント
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