退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「懐かしい好ましさ」について

2012-10-24 03:25:03 | Weblog
雨のち晴れ。気温が下がる。

西部邁「教育 不可能なれども」を読む。

その意見に賛成か反対かは別にして
著者が「何ほどかの印象」を与える人物であることは確かだろう。

語源の意味を明確にするために敢えて外国語を多用するクセは
人によっては煩いものだと思うこともあるかもしれない。

当時の中曽根首相からもらった金で皮ジャンを買ったのを酒場で吹聴し
そのせいであらぬ噂を立てられるといった行動はいかにもな「昔気質」。

今どきこの手の「キャラクター」が理解されにくいことは
たとえば故立川談志と意気投合するあたりにも十分に見受けられる。

いささか「酔いの繰り言」めいた部分もあれば
相変わらず抽象的な思考が得意だと感じさせる部分もあり。

とりあえずオルテガとエドモンド・バークなど読んだ上で
「意見の交換」などが出来れば楽しいはず。

「政治犯」になったこともあり覚醒剤を試したこともあり
「パチンコ」「チンチロリン」に熱中した「過去」もなかなか。

「身銭」を切ったからこその「振れ幅」は
むしろ若者のいい参考となるもので。

以前は近所によくいた「ヘンなおじさん」。

その「フーテンぶり」と「恥じらい」と「謙虚さ」とともに
「好ましい実存」だとするのは如何。
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