退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「当時のフランスの『自由』とアメリカ大統領選挙あるいはやはりダメになった監督の映画」について

2024-08-04 03:26:58 | Weblog
晴れ。陰がない時間は余計に暑い。

「チボー家の人々 美しい季節Ⅰ」を読む。

ジャックはエコール・ノルマルの試験に合格。
パクメルでの一夜はそれぞれの品定めが爆発。

シャール氏の奇妙な生態とバタンクールの「非常識な」結婚。
ダニエルは謎の富豪リュドウィクスンからリネットを奪う。

アントワーヌはデデットを手術で救い。
そこで出会ったラシェルと恋仲に。

どうやら当時は「何でもあり」が「流行」だった模様。
ジイドが引用されるのが「時代」か。

本書が書かれたのは1923年(大正十二年)。
わが国で言えば「関東大震災」の年。

マル激を観る。

今回はアメリカ大統領選挙について。
トランプの暗殺未遂(犯人は共和党らしく)からバイデンの撤退とハリスの登場まで。

かの国独特の選挙の仕組みゆえ。
「キャスティングボード」を握る州で勝つことが肝心となり。

その数は全人口の4%に過ぎず。
そのために途方もない資金が投入される次第。

これが「民主主義」なのかと言われればもちろん微妙で。
「アメリカの凋落」が「民主主義への疑問」になるのも同様に。

何よりかの国に「追随するのみ」のわが国は如何に。
そうした課題を意識している政治家は皆無なのだからいやはや。

中田秀夫「インシテミル 七日間のデスゲーム」(’10)を観る。

14年前の綾瀬はるかが観たかっただけだが。
それにしても酷い内容。

ミステリーとしては冒頭から犯人がわかるのでダメ。
藤原竜也はこの頃から何にも変わっていないことを確認する。

「意味ありげ」な石原さとみもキャラクターがよくわからず。
北大路欣也の「貫禄」が辛うじてといったあたり。

本作は「ホリプロ50周年記念作品」だとのこと。
これで大丈夫ですかと言いたくなる次第。
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