退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「肉体的な衰えと創造する意識に変わりはないことあるいは楽しく観られるが『余分』が気になること」について

2024-09-10 03:11:02 | Weblog
晴れ。疲れると大いびきをかくことを母親から知らされる。

横尾忠則「創造&老年」を読む。

瀬戸内寂聴、磯崎新、野見山暁治、細江英公、
金子兜太、李禹煥、佐藤愛子、山田洋次に一柳慧。

6年前に出たもの。
瀬戸内寂聴、磯崎新、野見山暁治、金子兜太、一柳慧は彼岸へ。

いずれも当時80歳以上の人々。
「ストレスなく好きに生きる」のがいいらしい。

平均寿命を思えば「80代」はむしろ「普通」か。
本書に登場する人々は若い頃から変わらず。

自分を掘っていくことが「普遍」につながるのだというのにふむふむ。
参考にさせていただきますと思うのみ。

李相日「許されざる者」(’13)を観る。

クリント・イーストウッドのオリジナルは(’92)。
笠松則通のキャメラには時折「ショット」があり。

冒頭の女郎部屋の色彩がなかなか。
くすみ加減も含めて。

渡辺謙、柄本明、柳楽優弥の「トリオ」に加え。
國村隼、佐藤浩市も(後者が「若い」)。

小池栄子と忽那汐里もいい感じ。
近藤芳正、滝藤賢一、小澤征悦、三浦貴大が脇を支え。

舞台を北海道にしてアイヌを絡めたあたりの工夫も好ましく。
江戸から明治へ時代が移って「武士の意味」も変わり。

文句を付けるとするなら。
佐藤浩市の「最期」の描写は余分。

どうして下手なホラー映画みたいにしたのか。
一気に醒めた感じになったので指摘しておく。
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