退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「困っている若者たちに届いてほしい本と『反知性主義』を感じさせる映画」について

2024-08-05 02:57:32 | Weblog
晴れ。今季一番暑いと感じられた日。

石井光太「君はなぜ、苦しいのか 人生を切り開く本当の社会学」を読む。

さまざまな「現場」を知っている著者だけに記述ぶりが「リアル」。
非常にわかりやすい内容になっているのもグッド。

本書が困っている若者たちに届きますようにと祈るのみ。
少なくとも「君のせいではないんだ」ということが伝えられれば。

数多くではないにせよ「苦境」から「抜け出した者たち」がいるのを忘れずに。
そして「好きなもの」さえあれば「生きられること」も同様に。

家族も学校も「崩壊」して久しい。
そこが「君の居場所」でないならさっさと逃げるべし。

「従来の道」などどうでもよろしい。
安心して居られる場所の確保が最優先であることは間違いなく。

出来ればまずは落ち着いて。
「好ましい未来」を見据えたいもの。

ヤン・デ・ボン「ツイスター」(’96)を観る。

そうかもう30年近く前になるのか。
脚本にマイケル・クライトンの名前など。

ヘレン・ハントは「還暦」を超え。
ビル・パクストンは「彼岸」へ。

フィリップ・シーモア・ホフマンも同様に。
エリア・カザン「エデンの東」(’55)のロイス・スミスが魅力的。

「竜巻を追いかけること」は「祭り」で。
それに追いつけない恋人の精神科医ジェイミー・ガーツは「別れ」を告げる。

幼少期の経験のトラウマが主人公たちの「離婚の原因」。
ただし「互いのノリ」は変わらず。

「アイデアを盗んだ」元同僚の行方にふむふむ。
どこか「テクノロジーへの反発」があるような。

「野人」は結局「野人でしかない」ということ。
「アメリカの反知性主義」がこんなところに。
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