退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「力不足の結果と土産の意外な結果あるいはシナリオを複数のライターで作ることの重要さ」について

2019-04-10 02:41:42 | Weblog
快晴。おだやか。

「宇宙物理学者がどうしても解きたい12の謎」読了。

後半は何とも微妙。
虚ろな目が活字の上を滑るのみ。

おそらくはこちらの「力不足」のせいか。
「なぜそういうことになるのか」を十分に把握しないまま終わる。

「ビッグバン」についてあれこれわかっただけでもよしとしよう。
また力が付いたらその時にでも。

仕事場に持って行った土産が案外好評なのに驚く。

味見もせずに買ったものだったにもかかわらず。
自分で食べた結果は「こんなものか」ぐらいだったのに。

大して金もかけずに喜んでもらったのは結構なこと。
好きなだけ食べてくれ。

ジャウム・コレット・セラ「フライト・ゲーム」(’14)を観る。

「飛行機のパニックもの」ということでちょいと気になって確認しようと思ったのだけれど。
いやはやよくできているじゃないの。

「ワケあり」の航空保安官リーアム・ニーソンが「ハイジャック犯」だと疑われつつ
ジュリアン・ムーアを代表とする乗客たちの協力を得てというお話。

まとめ方に細かいキズはあるものの気にならない程度に物語は進む。
原題「NON STOP」にふさわしい内容。

乗務員ナンシーのミシェル・ドッカリーは「ダウントン・アビー」でお馴染み。
「それでも夜は明ける」(’13)のルピタ・ニョンゴは「ヘルプ乗務員」で控え目。

犯人たちの動機はまるでわが国のドラマ「相棒」の映画のような。
「圧力の差」がうまく使われているのにふむふむ。

佐藤純弥「新幹線大爆破」(’74)のアイデアは
やがてジャック・トラヴェン「スピード」(’94)に受け継がれ本作ではその「変形」も。

実際の有名な航空機の事件も採り入れられている模様。
敢えて詳細は伏せておく。

なるほどこういうパターンもまだあったのねという感じ。
上映時間が107分で2時間を切っているあたりも好ましい。

「面白いシナリオ」を作るためには複数のライターの参加が肝心かも。
もちろん黒澤作品がそうであるのは言うまでもなく。

わが国でもっとそうした取り組みが行われることを望むのみ。
何よりオリジナルのシナリオで魅力的な作品が作られることが少ないので。

関係各位には是非お願いしたいものではある。
コメント
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