退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「ちょっと『覗き見』することあるいは『人間万事塞翁が馬』であること」について

2019-04-24 02:08:29 | Weblog
くもり。少し蒸す。

加藤典洋・高橋源一郎「吉本隆明がぼくたちに遺したもの」を読む。

残念ながら吉本隆明のいい読者ではないので詳細は不明。
ただふたりが「周囲とは必ず違う視点からものを言う」というのにふむふむ。

呉智英は「吉本隆明という『共同幻想』」で批判していた一方
「支持者」だとこういう内容になるのねという感じ。

本来は著作を読んで判断すべきだが今のところあまりその気にはなれず。
「ある時代に相当な影響力を持った人」という事実を知るのみ。

いちおう「両サイドの意見」を見てみたかっただけ。
本当にただそれだけ。

「わからないもの」を「わからない」と思うのか「それゆえに魅力的」だと思うのか。
二者を分かつものはいったい何なのだろう。

個人的には前者のタイプ(だと思う)。
「ご縁」があればまたいつか。

若い女子に「進路」について相談を受ける。

選択肢は4つありそのどれを選ぶべきかと。
ちなみに彼女は看護師を目指していて。

とりあえず「評判は悪いが給料はいい」のは捨てろと言う。
「いたずらにいい給料」には「罠」があると。

おそらくは「人の出入り」が激しいので
「いい給料」を提示することで「人集め」を狙っているはずだと。

残りは3つ。

第一希望は人気があり「競争率」が高いとのこと。
ただしそこに受からないと彼女の避けたい第三希望に行くことになり。

第二希望の条件は第一希望よりやや劣る。
要は「お金の面」だったり。

「事前に100%確実にわかることはないのであとは君の決断次第」だと言っておく。
身を捩って迷う彼女の姿が表しているのは「人生がギャンブルであること」。

「どういう人を選びます?」と聞かれたのは
彼女が「好まれるキャラクター」を演じるつもりだったのか。

「『大人』を舐めたらいかんな」と答えて。
「現場をこなしている人にはすぐバレるよ」と。

「おそらくいろんな経験を積める場所が望ましいことだけは確かだね」で終わる。
「貴重なご意見ありがとうございました」と帰って行ったのだけれど。

自分が今やっている仕事は
若い頃「決してするまい」と思っていたものであることを伝えるべきだったかも。

「人間万事塞翁が馬」。
何が幸いするのかはやはり誰にもわからない。
コメント
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