山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

パートタイマー

2007-08-28 22:06:08 | 未分類過去
パートタイマーというのは、主婦にとっては都合の良い労働形態ですが、子供が小学校・中学校と大きくなっていき、高校生以上になると、保護者会や学校行事に出ることもなくなり、同時に学費がかかるようになるので、もっと長い時間働きたくなります。
また、もっと若い人でも、幼児が大きくなって小学生くらいになると、家のローンのためなどで、フルタイムで職場に復帰したいと考えます。
そういう人たちにとっては、週に3~4日のパートタイマーは実に中途半端なものとなります。それで、短時間ならばより時給の高いところに移ろうとか、できれば別の会社で正社員になろうとか考えます。
だから、定着率も悪くなります。

今日、会社で、健康診断のことが話題になったのですが、会社はパートタイマーにも無料で健康診断を受けさせなくてはならないのが大変なようです。短期間でやめてしまうかもしれない人たちに多額の負担はかけたくないということでしょう。確かに最近は数ヶ月でやめていくパートタイマーが多いようです。
でも、考えてみたら、正社員も結構すぐにやめるんですよね。正社員はもともと給料が高いし、研修だのなんだのといろいろと教育しても、それでやめていってしまうのですから、正社員が辞めるほうがよほど損失だと思うし、そういう短期間の正社員にかける健康診断や様々な経費は、安い給料のパートタイマーよりも会社にとってはマイナスなんじゃないかな~と思いました。
でも、なんだか会社側はそうは思っていないようなんです。
仕事の内容が違うんだろうか?それだけ、正社員は働きがあるということなのか?

最近、辞めたパートさんがいるのですが、その人はお子さんを産む前はバリバリに働いていたらしいです。そのひとが、私の勤める会社に入ってきてお茶の準備や備品の補充や簡単な事務をやっていたのですが、別の会社の正社員になるとのことで、退社しました。
考えてみたら、職歴としたら今の会社の20代の正社員よりもベテランじゃないでしょうか?
しかし、パートタイマーだから仕事の内容が違います。正社員はお茶や備品のことはやらないそうです。頭を使わず責任の無いような単純な仕事ばかりやらされていたら、いやになるのも決まっていますよね。
この職場は、大勢の正社員の中に少数の補助的パートという形なので、よりいっそう正社員との区別を感じるのですね。
会社側はパートは長く働かないと言うけれど、時給が上がるわけでもなく、仕事内容が進展するわけでもなく、自分が成長できるわけでもないような場に見切りをつけるのは当然のことでしょう。

2年も前、このブログを始めたころに「パートタイマーの身の上」という記事を書いたのを思い出しました。
読み返してみると、ほとんど考えることが変わっていないようです。
ただ、今現在は、自分はこの会社ではパートタイマーの身の程でやっていくしかないという悟りの境地に至っています。

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②夫婦の情景

2007-08-28 01:11:21 | 旅行・街歩き
団体のバス旅行に行くと、中高年の参加者が多く、そのうちの半分くらいは夫婦である。
今回の旅行も私たち夫婦と同じかもう少し上の年輩の夫婦が多かった。
結婚20年以上にもなると、どの夫婦もかなりさめていて、ほとんど空気状態である。一緒には居ても大した話もしないし、常に並んで歩くわけでもないが、まあ、誰と誰が夫婦であるかは自ずとわかる。食事の時に一緒に食べている、バスで隣に座っている、団体写真の時にペアになっている、互いに写真を撮りあっている、といったことでわかる。
まったく、陳腐というかなんというか、それでも長年連れ添って一緒に旅行にいけるということは幸福なことであろう。
中には、観光バスの中でもそれぞれ熱心に読書にふけっている夫婦などもいて、いったい何をしに来たのだろうかとびっくりしたりするが、そういう人はそういう人同士の組み合わせでうまくいっているのだろう。

それにしても、ふと気がついたことに、大部分の夫婦というものが、バスの座席を、夫が窓側、妻が内側の固定位置にしているのだった。
これが日本人の習性というものであろうか。初めにバスに乗る時は夫に先に行かせ、夫が窓側をしめる。その後トイレ休憩や見学の後、妻が先にバスに乗り込むことがあっても、中の通路で夫を待ち、夫に奥に座らせる。夫が窓側というのは常識のようになっている。

私の場合、電車の向い合わせの席では、夫が必ず進行方向を向いた窓側に座るように譲り、バスも当然夫を窓側に譲っていた。
しかしこの旅行で、ふと「たまには窓側に座って外の景色を見たいなあ」と思った。夫の場合、私が「窓側に座らせろ」と言うか、勝手に窓側に座ってしまえば、文句をいうことは無いだろうが、夫から「席を交替しようか」という言葉は絶対に出てこない。長年の間、妻が夫に良いものを譲るということが定着しているのである。

それで、周りの夫婦がどうなっているかを見まわしてみたところ、みんな夫が窓側の定位置になっていたのだった。

きっと結婚前や新婚旅行のころには、窓側の席を譲ってくれたのではなかったかと思うのだが、いつからこうなったのでしょう。
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