製作年:2011年
製作国:アメリカ
2012年3月31日公開
監督:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン,ヴィオラ・デイヴィス,オクテイヴィア・スペンサー
official site
1960年代前半のアメリカ南部。大学を卒業したスキーターがミシシッピ州ジャクソンの町に戻ってきた。地元の新聞社に就職したスキーターの初仕事は、家事に関するコラムの代筆だった。家事の知識がないスキーターは、実家のメイドのコンスタンティンに知恵を借りるつもりだったが、ひさしぶりに帰った実家に彼女の姿はなかった。問いつめるスキーターに、母は言葉を濁す。スキーターは友人エリザベスの家のメイド、エイビリーンに話を聞くが、取材を続けるうち、自分をとりまく南部の上流社会への疑問が芽生えてくる。そんな中、同級生のリーダー格、ヒリーは黒人が不潔だと主張し、各家庭に黒人メイド専用トイレを設置させる活動をしていた。
“ヘルプ”とは南部の上流家庭で働く黒人メイドの事。黒人であるというだけで卑劣な暴力の犠牲になる事も珍しくなかった60年代を舞台にした新人作家キャスリン・ストケットのデビュー小説「ヘルプ」を、同郷であるミシシッピ州ジャクソン出身の新人監督テイト・テイラーが自ら脚本も手がけ映画化した本作は、ユーモアと抑制の利いた演出が功を奏し、登場する女性たちが極上のアンサンブルを見せてくれる。
今年の米アカデミー賞で助演女優賞に輝いた本作。今年のアカデミー賞候補の作品を幾つか観てきましたが、いやぁこれが今のところ一番良いと思う♪
60年代のアメリカ南部を舞台にした人種差別問題を扱った作品。人種差別というと、どうしても暗い話になってしまいがち。まぁ暗ければ暗いで良いのだけど、この映画は決してそうじゃない。自分たちの力で差別の壁をぶち壊そうとする姿。時には笑い、時には泣きながらも、前に進み続ける彼女たちの姿がとっても印象的で感動しました!同じトイレすら使わせてもらえなかったのか…と思うと昔は本当に差別が強い時代だったんだなと思いました。
当時の黒人にとっては差別される事が当たり前。反論するわけでもなく、自分たちが置かれている立場に誰も抵抗せずに過ごしていた。そこに街に戻ってきた女性が「おかしいんじゃないか?」と言い出すことから話は進んでいく。日本人からしたら人種差別ってピンとこないかもしれませんが、脚本もキャストも音楽も全てが丁寧に練り込まれていて、とても良いです♪なにより黒人たちのユーモアたっぷりのキャラが最高!あの時代でも自分なりに明るく楽しく生きていたのかと思えることが、この映画を重さを感じさせない。白人マダムたちと、黒人たち、二極の立場が明確になっていて観ていて分かり易いところも高評価。
人種が違えど、人はいつか分かりあえる。無理だと思えることでも諦めずに一歩踏み出すことが大切なんだと、この作品は教えてくれます。150分近い本編の長さも気にならず、ホロっと泣けて最後には笑顔になれる作品です♪
この作品の評価・・・・82点
製作国:アメリカ
2012年3月31日公開
監督:テイト・テイラー
出演:エマ・ストーン,ヴィオラ・デイヴィス,オクテイヴィア・スペンサー
official site
1960年代前半のアメリカ南部。大学を卒業したスキーターがミシシッピ州ジャクソンの町に戻ってきた。地元の新聞社に就職したスキーターの初仕事は、家事に関するコラムの代筆だった。家事の知識がないスキーターは、実家のメイドのコンスタンティンに知恵を借りるつもりだったが、ひさしぶりに帰った実家に彼女の姿はなかった。問いつめるスキーターに、母は言葉を濁す。スキーターは友人エリザベスの家のメイド、エイビリーンに話を聞くが、取材を続けるうち、自分をとりまく南部の上流社会への疑問が芽生えてくる。そんな中、同級生のリーダー格、ヒリーは黒人が不潔だと主張し、各家庭に黒人メイド専用トイレを設置させる活動をしていた。
“ヘルプ”とは南部の上流家庭で働く黒人メイドの事。黒人であるというだけで卑劣な暴力の犠牲になる事も珍しくなかった60年代を舞台にした新人作家キャスリン・ストケットのデビュー小説「ヘルプ」を、同郷であるミシシッピ州ジャクソン出身の新人監督テイト・テイラーが自ら脚本も手がけ映画化した本作は、ユーモアと抑制の利いた演出が功を奏し、登場する女性たちが極上のアンサンブルを見せてくれる。
今年の米アカデミー賞で助演女優賞に輝いた本作。今年のアカデミー賞候補の作品を幾つか観てきましたが、いやぁこれが今のところ一番良いと思う♪
60年代のアメリカ南部を舞台にした人種差別問題を扱った作品。人種差別というと、どうしても暗い話になってしまいがち。まぁ暗ければ暗いで良いのだけど、この映画は決してそうじゃない。自分たちの力で差別の壁をぶち壊そうとする姿。時には笑い、時には泣きながらも、前に進み続ける彼女たちの姿がとっても印象的で感動しました!同じトイレすら使わせてもらえなかったのか…と思うと昔は本当に差別が強い時代だったんだなと思いました。
当時の黒人にとっては差別される事が当たり前。反論するわけでもなく、自分たちが置かれている立場に誰も抵抗せずに過ごしていた。そこに街に戻ってきた女性が「おかしいんじゃないか?」と言い出すことから話は進んでいく。日本人からしたら人種差別ってピンとこないかもしれませんが、脚本もキャストも音楽も全てが丁寧に練り込まれていて、とても良いです♪なにより黒人たちのユーモアたっぷりのキャラが最高!あの時代でも自分なりに明るく楽しく生きていたのかと思えることが、この映画を重さを感じさせない。白人マダムたちと、黒人たち、二極の立場が明確になっていて観ていて分かり易いところも高評価。
人種が違えど、人はいつか分かりあえる。無理だと思えることでも諦めずに一歩踏み出すことが大切なんだと、この作品は教えてくれます。150分近い本編の長さも気にならず、ホロっと泣けて最後には笑顔になれる作品です♪
この作品の評価・・・・82点
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます