股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ドリームプラン

2022年01月20日 12時58分42秒 | 映画評論タ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2022年2月23日
監督:レイナルド・マーカス・グリーン
出演:ウィル・スミス,アーンジャニュー・エリス,サナイヤ・シドニー
映画『ドリームプラン』オフィシャルサイト

ビーナス、セリーナ・ウィリアムズ姉妹が生まれる前、父のリチャード(ウィル・スミス)は優勝したテニス選手が多額の小切手を手にする姿を見て、子供を最高のテニス選手にすることを思い立つ。自身はテニス未経験だったが独学で指導法を研究し、世界王者を育てる計画書(ドリームプラン)を作る。治安の悪いアメリカ・ロサンゼルス郊外コンプトン市の公営コートで、彼は周囲からの批判やさまざまな困難を乗り越えながら、娘たちを史上最強の選手に育て上げていく。
テニス史に名を残すビーナス、セリーナ・ウィリアムズ姉妹の父親リチャード・ウィリアムズ氏を描く伝記ドラマ。テニス未経験の彼が娘たちを最強の選手に育て上げるため、独学で指導プランを作成し世界の頂点を目指す。監督はレイナルド・マーカス・グリーン。ウィリアムズ氏を『幸せのちから』などのウィル・スミスが演じ製作も兼任するほか、ドラマ「ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路」などのアーンジャニュー・エリス、ドラマ「パッセージ」などのサナイヤ・シドニー、デミ・シングルトンらが出演する。

今年初めての試写会。女子テニス界に名を残すビーナス、セリーナ・ウィリアムズ姉妹の父親リチャード・ウィリアムズ氏を描く伝記ドラマ。テニス未経験の父親が、自分の娘たちをテニス界のスーパースターにするべく、自身が作った計画書"ドリームプラン”で頂点を目指す。親子で1つの目標に向かって支え合いながら努力すること。そして挫折や困難を経験して成長していくこと。子育てに正解は無いけれど、子供たちのために自分が何をするべきかを厳しさと優しさのバランスを考えて実行していく父のリチャードがとても素敵でした。そしてビーナスとセリーナの一生懸命な姿が印象的。夢は1人じゃ叶えられないというように、家族で互いに信じ助け合いながら一歩一歩前に進んでいく展開に感動しました。リチャード、ビーナス、セリーナも素敵だけど、家族を支える母親の心の広さがあったからこその成功だったのだと感じました。父リチャードの身勝手さが気になってましたが、それは自分が過去に経験した貧困や差別があったからこそ。自分の子供たちにはそんな経験をさせたくないという親心。結果的には、さらに親子の絆の深まったから良かったけど、個人的にはリチャードの暴走っぷりは好きではありませんでした…。
テニスシーンは臨場感があって良かった!でもタイトルになっている計画書“ドリームプラン”が78ページもあるそうですが、その詳細がほとんど分からなかったのが残念でした。ビーナス、セリーナ・ウィリアムズ姉妹が凄い選手になったということは分かりましたが、映画で描かれているのはテニス人生の本当に序盤だけ。凄い話ではあるけれど、彼女たちの幼少期だけを見ただけでは中途半端さも感じてしまいました。そしてビーナスばかりにスポットが当たってて、妹のセリーナには「お前のための良い計画があるんだ」と言っただけで終わってしまったのはモヤモヤが残りました。
テンポも良くて、見事なまでのサクセスストーリーではあるけれど、何か色々と足りなかった惜しい作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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