股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ラストナイト・イン・ソーホー

2021年12月26日 10時59分12秒 | 映画評論ヤラワ行

製作年:2021年
製作国:アメリカ
日本公開:2021年12月10日
監督:エドガー・ライト
出演:トーマシン・マッケンジー,アニャ・テイラー=ジョイ,マット・スミス7
映画『ラストナイト・イン・ソーホー』オフィシャルサイト

ファッションデザイナー志望のエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)は、ロンドンのソーホーにあるデザイン専門学校に入学するが、寮生活に向かず一人暮らしをすることに。新しいアパートで暮らし始めた彼女は、1960年代のソーホーにいる夢を見る。エロイーズは夢の中で、歌手を夢見るサンディ(アニャ・テイラー=ジョイ)と出会い、肉体的にも感覚的にも彼女と次第にシンクロしていく。
ロンドンで別々の時代を生きる二人の女性の人生がシンクロするサイコスリラー。現代と1960年代のロンドンで暮らす女性たちが、夢を通して互いに共鳴し合う。監督と脚本を手掛けるのは『ベイビー・ドライバー』などのエドガー・ライト。『オールド』などのトーマシン・マッケンジー、ドラマ「クイーンズ・ギャンビット」などのアニャ・テイラー=ジョイ、ドラマシリーズ「ドクター・フー」などのマット・スミス、『コレクター』などのテレンス・スタンプらが出演する。

ロンドンで別の時代を生きる2人の女性の運命を描いたサイコスリラー。サスペンスでミステリーでホラーなんだけど、非常にシャレオツな映画でございました。60年代のロンドンの街の雰囲気や、音楽の使い方、ファッション、そして色彩の使い方が非常にカッコいい。田舎町から出てきたエロイーズが都会の女性に染まっていくのと、都会で生きることで悩み苦しむサンディ。夢と現実の世界で生きる2人の女性を描いている本作。主演のトーマシン・マッケンジーとアニャ・テイラー=ジョイが魅力的でとても美人!もうこの二人の美しさだけで最後まで飽きずに観れちゃいます。前半はエロイーズがロンドンでデザイナーとして成長していく物語。中盤からは60年代へ夢の中でタイムループしたり、幻覚を見たりとサスペンス要素が強くなっていきます。そして後半になると予想外のホラー要素も濃くなっていき、まさかの展開になっていきます。テーマとしては“性暴力”を描いていて、女性を食い物にする男たちへの復讐劇でもあります。その演出方法が独特で斬新。古さと新しさの融合、そしてカメラワークと音楽で楽しませてくれました。エロイーズとサンディが時代や時空を超えてシンクロしていく演出は見事!交互に見せるダンスシーンなど、もう素敵すぎました!
まぁ殺人未遂的な事をしておきながらも、平気で暮らしているエロイーズが心配になってしまいましたが、全体的には面白かった。ホラーなんだけど、怖いというよりも重い映画でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
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