製作年:2022年
製作国:韓国
日本公開:2023年4月7日
監督:キム・ホンソン
出演:ソ・イングク,チャン・ドンユン,ソン・ドンイル,パク・ホサン
フィリピン・マニラで逮捕された犯罪者たちを乗せた貨物船「フロンティア・タイタン号」が、釜山港に向けて出港する。長年凶悪犯罪を担当してきたベテラン刑事ら約20人が護送官として乗船し、釜山では海洋監視システムを設置して万全の態勢で臨む。船内には国際手配されたジョンドゥ(ソ・イングク)やドイル(チャン・ドンユン)ら凶悪犯も収容されていたが、彼らが船内で暴動を起こす。
『メタモルフォーゼ/変身』などのキム・ホンソン監督によるサバイバルアクション。極悪非道な犯罪者たちを乗せてフィリピンから韓国に向かっていた貨物船内で暴動が発生し、し烈な戦いが繰り広げられる。『パイプライン』などのソ・イングク、ドラマ「ノクドゥ伝 花に降る月明り」などのチャン・ドンユン、『探偵なふたり』シリーズなどのソン・ドンイルのほか、パク・ホサン、チョン・ソミン、コ・チャンソクらが出演している。
極悪犯罪者たちを乗せた貨物船の中で繰り広げられるサバイバルアクション。韓国映画お得意の超グロテスクシーンのオンパレードでした。久しぶりにここまで血飛沫が飛びまくるグロいシーンを連続で観た。逃げ場のない貨物船の中で、とにかくとにかく人が死にまくります。「えっお前も死ぬ?あなたも死ぬの?」ってくらい人が死んでいきます。途中までは“警察VS犯罪者”の構図でしたが、急にバイオハザード的な展開になったのが驚きでした。なんだか今までの話が無かったことになってしまったような急展開。あいつが強すぎて、もう絶望しかない雰囲気になってしまい、その後はワンパターンの殺し方が続いてしまったのが残念でした。そもそも護送用の船なのに警察も脇が甘すぎるってくらい犯罪者ばかり乗っている状況。
伏線が色々とありましたが最後まで回収されないところも幾つか。続編あるある終わり方でしたが、本作が興行収入的に失敗したらしいので続編が作られるのかどうか…。でもこういう容赦ない血まみれ映画は嫌いではないので続編作って完結してほしいです。
この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)