股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

キリング・オブ・ケネス・チェンバレン

2023年09月07日 20時12分01秒 | 映画評論カ行

製作年:2020年
製作国:アメリカ
日本公開:2023年9月15日
監督:デビッド・ミデル
出演:フランキー・フェイソン,エンリコ・ナターレ,アニカ・ノニ・ローズ

9/15(金)公開『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』公式サイト

2023年9月15日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開、映画『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』公式サイト。製作総指揮:モーガン・フリーマン。主演:...

9/15(金)公開『キリング・オブ・ケネス・チェンバレン』公式サイト

 


2011年11月19日のニューヨーク。双極性障害を患う黒人のケネス・チェンバレン(フランキー・フェイソン)は就寝中に医療用の緊急通報装置を誤作動させてしまう。3人の白人警官が安否確認のために到着し、ケネスが通報は間違いだったとドア越しに伝えるものの、彼らは納得しない。警官らは初めは穏便な対応をしていたが、やがてドアを開けないケネスに不信感を抱き始める。
無実の黒人男性が、白人警官らに殺害された実際の事件をモデルに描くサスペンス。自宅で休んでいた黒人男性が、安否確認のためにやって来た白人警官らと玄関先でもみ合った末に射殺される。『ベスト・バディ』などのモーガン・フリーマンが製作総指揮を務め、デビッド・ミデルが監督などを手掛けている。『ファザーフッド』などのフランキー・フェイソンのほか、エンリコ・ナターレ、アニカ・ノニ・ローズらが出演する。

Filmarksさんのオンライン試写会で鑑賞。モーガン・フリーマン製作総指揮。黒人男性が白人警官に殺害された実際の事件をもとに描かれています。彼はなぜ殺されたのか…83分の上映時間の中で起きる出来事に、驚きと悲しみと怒りがこみ上げてきました。様々な勘違いや偶然が重なってしまって、このような最悪な結果になってしまったのかもしれない…運が悪かった…いやっそんな事ではない気がする。ケネスが頑なにドアを開けなかったのは自分の身を守るため。黒人というだけで射殺されてしまうかもしれない。家にいるだけで殺されてしまうかもしれない。そんな世の中でドアを開けられるわけがない。警察が違法行為をしているのに、警察に通報しても何もしてくれないなんて。もちろん警察が悪いに決まっているのだが、ケネスの行動もどうにかならなかったのか。じゃあケネスはどう行動すべきだったのだろうか。一般市民がこんな形で命を落とさなければいけないことが衝撃すぎて言葉が出ません…
エンドロールで流れる実際の音声が生々しくて怖かった。なぜ警察官は罪に問われない?アメリカの人種差別問題について改めて考えさせられる作品でした。

この作品の評価・・・・★★★★★★★☆☆☆(満点は★10)
コメント
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