股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

ビリーバーズ

2022年12月29日 13時42分10秒 | 映画評論ハ行

製作年:2022年
製作国:日本
日本公開:2022年7月8日
監督:城定秀夫
出演:磯村勇斗,北村優衣,宇野祥平,毎熊克哉,山本直樹

映画『ビリーバーズ』公式サイト

映画『ビリーバーズ』公式サイト

映画『ビリーバーズ』公式サイト

 


3人の男女がある孤島で共同生活を送っていた。男の一人は「オペレーター」(磯村勇斗)、もう一人は「議長」、女は「副議長」と互いに呼び合い、同じデザインのTシャツを着ている。ニコニコ人生センターという宗教的な団体に所属する彼らは、「孤島のプログラム」と呼ばれる無人島での共同生活を送りながら、安住の地へ旅立つためにさまざまな日課をこなしていた。
『ファンシー』『夕方のおともだち』などの原作で知られる山本直樹のコミックを実写映画化。宗教的な団体に所属する男女が、修行のために無人島で暮らすうちに次第に本能と欲望をむき出しにしていく。監督と脚本を手掛けるのは『愛なのに』『女子高生に殺されたい』などの城定秀夫。『ヤクザと家族 The Family』『劇場版 きのう何食べた?』などの磯村勇斗が主人公であるオペレーターを演じている。

無人島で暮らす宗教団体に所属する男女3人の本能と欲望を描く本作。統一教会、宗教2世など、社会問題化している今。このタイミングでこの映画を観ると、色々と考えさせられることが多かったです。安住の地へと旅立つために無人島で暮らす3人の男女。その日のために、疑うことも無く歯向かうことも無く暮らす彼らだったが、閉鎖的な空間で少しずつ人間としての欲望が溢れてくるのです。何を信じるかはその人の自由ではあるが、おかしな宗教団体は日本中にたくさんある。財産や欲望を奪い、洗脳していく怖さを感じました。カルト集団のヤバさが伝わってきました。そして自由を奪われようとも、欲には勝てないという人間を弱さ。この映画は結構なエロスを追求していました。エロいんだけど面白い。彼らは真面目にしていることでも、観ているこちらとしては面白い。性欲って爆発すると凄いな(笑)ロマンポルノを観ているようでした。宗教って一度入ると抜け出すのは大変だ…。宗教の怖さは感じられたが、オチに捻りが無かったのは残念でした。
キャストの皆さん、かなりの体当たり演技でしたね。お疲れさまでした!
宗教団体には興味ないけどニコニコ人生センターのTシャツはちょっと欲しい…みんなのために頑張りましょう!

この作品の評価・・・・★★★★★☆☆☆☆☆(満点は★10)
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