股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

フリーソロ

2019年09月12日 16時20分58秒 | 映画評論ハ行
製作年:2018年
製作国:アメリカ
日本公開:2019年9月6日
監督:エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ,ジミー・チン
出演:アレックス・オノルド,トミー・コールドウェル,ジミー・チン,チェーン・ランぺ
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10歳でクライミングを始めたクライマーのアレックス・オノルドは、高いがけをロープなどを使わずに登る“フリーソロ”の第一人者だ。彼はカリフォルニア州のヨセミテ国立公園内にある、高さ900メートル超の“エル・キャピタン”の岩肌を登ることを決意し、“フリーソロ”で挑むために着々と準備を進めていく。
クライマーとして有名なアメリカのアレックス・オノルドのチャレンジに迫るドキュメンタリー。彼が安全装置などを使用せずに素手でクライミングする“フリーソロ”で、高さ1キロメートル近い岩肌に挑む姿を活写する。監督と製作を担当するのは『MERU/メルー』でも組んだエリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン。第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した。

クライマーとして有名なアメリカのアレックス・オノルドのチャレンジに迫るドキュメンタリー。第91回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞しました。冒頭から「えっ、待って!これCGだよね?フィクションだよね?」と思うというか、そうであって欲しいと思うくらい息をのむ映像です。CG技術ばかり使っている昨今の映画とは比べ物にならないほどの緊張感があります。今まではアベンジャーズが最強だと思っていましたが、いやいや…本当の最強はアレックス・オノルドなのかもしれない(笑)だって命綱なしで前人未踏の900Mの崖を登っているのですよ!!僅かな隙間や突起に足や手を引っかける。落ちたら間違いなく死が待っている。一度だって失敗は出来ない。それでも彼が登る理由は“生”を感じたいから…僕みたいな凡人には到底理解できないことでしょう。アレックス以上に、待っている彼女や親や、撮影スタッフたちの方が生きた心地がしないでしょう。周囲の人々の心境も丁寧に描かれていて良かったです。ラスト20分は観ているこちらが手汗が止まらないほどハラハラしました。彼の生い立ちや考え方、葛藤が分かった状態でラストシーンを迎えると、なぜか泣きそうなほどの感動に陥りました。命懸けで何かに挑戦することはしないとしても、1日1日を後悔なく生きることで強い人間になっていくのだと感じました。

この作品の評価・・・・★★★★★★★★☆☆(満点は★10)
コメント
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