股間の解放記

普通の社会人PEKOの、日々思うことをつづっていきます。

羊と鋼の森

2018年06月16日 09時40分47秒 | 映画評論ハ行
製作年:2018年
製作国:日本
日本公開:2018年6月8日
監督:橋本光二郎 
出演:山崎賢人,鈴木亮平,上白石萌音,上白石萌歌,堀内敬子,城田優,光石研,三浦友和OFFICIAL SITE

北海道育ちの外村直樹は、高校でピアノの調律師・板鳥宗一郎と出会い、板鳥の調律したピアノの音色がきっかけで調律師を目指すことに。やがて板鳥のいる楽器店で調律師として働き始め、先輩に同行した仕事先で高校生の姉妹ピアニスト和音と由仁に出会う。
第13回本屋大賞に輝いた宮下奈都の小説を実写映画化。ピアノの調律のとりこになった一人の青年が調律師を志し、さまざまな人々との交流や、挫折を経験しながら成長していくさまを描く。主人公・外村を『四月は君の嘘』などの山崎賢人、外村の人生に大きく関わる調律師・板鳥をテレビドラマ「就活家族 ~きっと、うまくいく~」などの三浦友和が演じる。『orange-オレンジ-』で山崎と組んだ橋本光二郎がメガホンを取り、『高台家の人々』などの金子ありさが脚本を担当。

調律師の青年が様々な人との交流や挫折を味わいながらも、成長していく姿を描いた本作。北海道の美しい映像と美しいピアノの音に癒されながらの鑑賞でした。調律師という職業の奥深さや繊細な作業を見て、知らない事だらけの仕事だったので驚かされたのと同時に、「すごい!」と素直に尊敬しました。とても綺麗な映画という印象ですが、全体的にはフワッとしていてもう少し物語に抑揚が欲しかったかなと思います。小さい出来事は色々起きますが、あんなに訪ねる家、訪ねる家で事件が起きるのかなと、ちょっと引っかかりました。最初から最後まで淡々と話が進み、静かに静かに進みます。ポップコーンの音はもちろんのこと、お腹が鳴る音も聞こえるくらいずっと静かな映画です(笑)弟があんなに怒っている理由が分からなかったし、両親と犬を失った男性のエピソードがあっさりし過ぎていて共感できず…。山崎賢人の棒読みナレーションも気になった。ピアノ経験者ではありませんが、ピアノって裏方の調律師がいるからこそ美しい音色を奏でられるんだなと勉強になりました。癒されたけど好き嫌いが分かれる映画かな。エンドロールに流れた久石譲と辻井伸行の曲は名曲♪

この作品の評価・・・・★★★★★★☆☆☆☆(満点は★10)
コメント
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