小幡憲仁 議会活動日記

よく考える政治!
20年後の高浜をイメージし、今の政治を考える。

9月定例会:4日目

2006年09月14日 | 議会活動報告
定例会4日目です。昨日に引き続き決算特別委員会の審議が行われました。
以下に私の行った質疑の一部を報告いたします。

■保健福祉センター運営費について

Q(小幡):保健福祉センターの利用状況が成果説明書に記載されていないが、なぜか。
A(役場):全て記載すると事務量が多くなるのであえて記載していない。

Q(小幡):2階の託老室や相談室の利用状況はどうか。
A(役場):地域の方に将棋や囲碁で利用されている。

Q(小幡):託老室は託老事業に使うために設置したのではないのか。多額の財源を使って建設した施設である。囲碁をするためだけの施設ではない。当初の目的に沿った利用についての検討が必要である。

■観光イベント関連補助金について

Q(小幡):ここ数年、毎年約5千万円程度をかけて観光イベントを実施している。特に夏場は毎週のようにどこかでイベントが行われている。このことが良いか悪いかは私には分らないが、多額の税金を使っている以上はイベント全体の成果や今後のあり方についてレビューする必要があるのではないか。
A(役場):観光イベントをレビューするためではないが、観光戦略会議を立ち上げて観光のあり方について戦略を考えていく活動を開始している。こうした活動の中で観光について考えていきたい。

Q(小幡):最近はまちづくりネットワーク会議といった町の魅力を再発見、創出しようという活動が展開されつつある。こうした動きこそが大切であり、町並みの美化や賑わいの創出などにも取り組んでいくべきである。
年間5千万円といえば、5年で2億5千万円もの巨額な財源となる。こうした方面に財源を振り向けることも考えてはどうか。
A(役場):そうした活動も今後展開していくことは大切である。しかし定着しつつあるイベントについて今、見直す考えはない。

■海水浴場開設関連費用について

Q(小幡):高浜町の海水浴場開設期間は7月の第一日曜日からお盆明けの日曜日までに設定されている。
近年は気候変動の影響があるのか、長梅雨で残暑が厳しい。このため7月の浴客の入りが少なく、一方でお盆過ぎにも多くの浴客があるのが実態である。
海水浴場開設期間の見直しが必要ではないか。せめて、8月の終了時期を1週間遅らせてはどうか。
A(役場):水難救助の体制や観光業者の意向などがある。それらを総合的に判断して検討したい。

■障害者福祉タクシー助成について

Q(小幡):利用対象者に対して実際の利用者が少ない。利用方法はどうなっているのか。
A(役場):利用希望者からの申請により、初乗り運賃の無料券を48枚支給する仕組みである。

Q(小幡):もっと制度のPRが必要。また、車イス利用者の対応はどうなっているのか。

A(役場):今のところ車イス利用者からの申請はないが、申請があれば介助者が付き添っての利用となる。

■乳幼児医療費無料化助成について

Q(小幡):県の補助対象範囲が増えてきており、町単費の持ち出しが少なくなってきている。
高浜町が現行制度(小学校入学前まで医療費無料化)を実施した頃は画期的な助成措置だったが、今ではどこの自治体でもやっており、先進的な自治体では小学校終了までや中学校卒業までといった手厚い助成を行っている自治体もある。高浜町として助成範囲の拡大を検討してはどうか。
A(役場):県内の他の自治体の状況も見ながら検討したい。

*他にも病院輪番制の関係、ごみ処理の関係、身障者住宅改修の関係、等々について質問しております。
なお、決算審議が本日で終了しなかったので、9月22日午後から再開することになりました。