軌道エレベーター派

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君はNHKニュースウオッチ9を観たか

2010-08-09 23:38:05 | その他の雑記
 一昨日からきょうまで、千葉で開かれた宇宙エレベーター協会(JSEA)主催の技術競技会に参加してきました。昨年より1日多い3日間、暑い上に早朝から始めたので体力的にもしんどく、けっこうトラブルも多く大変でした。
 で、その様子を、きょう午後9時から放送されたNHKの「ニュースウオッチ9」で10分近く特集(?)で流していました。参加チームに密着してドラマっぽく仕上げてました。登場するのはよく存じ上げているあの顔この顔。
 カッコ良かったぜ吉野君! アンドレアス君相変わらず知的! エイミも英語でインタビューに答えて、なんとまあパリッとして!(私と話した時はあまりの暑さで寝転がってたのに) でも一番こそばゆかったのは、私自身が3回くらいチラっと映ってたことでしょうか。
 私自身は、この形式でのクライマー実験は、技術面ではどれだけ意味があるか少々懐疑的ではあるのですが、300mまでバルーンを掲揚して競技をするというイベントは、ダイナミックでPR性が高いので得るものがあると考えています。

 それにしても、上記で述べたように、今回は二つあるうちのバルーンの片方が裂けるわ、リタイヤが続出するわ、クライマーがいくつも地面に叩きつけられてぶっ壊れるわ、その他あれやこれや。。。とトラブルが多発しました。
 ですが、私はこれで良かったのだと思っています。JSEA内では以前から言っていたことですが、昨年順調に行ったことも含めて、JSEAは失敗の経験則が少ない=いざという時に打たれ弱いのではないか、と思っていたのです。教訓というのは失敗を経て経験で覚えないと身につかないものなんですよね。事実上のボランティア団体でカツカツでやっているので、正直な話、大失敗するといつ運営が危うくなるかわかったものではないのですが、少なくとも今回は、トラブルシューティングの経験則を得たのではないかと。JSEAは、その意味ではいい経験をしたのだと思います。

 話を戻しますが、長いこと馬鹿にされ続けてきたけれども、全国放送で長尺とって扱われるとは、「こんな時代になったんだなあ」と感慨を抱かずにいられません。皆様お疲れ様でした。いやホント疲れたね。
 山登りの仕事も競技会も終え、ようやく余裕ができそうです。強化月間に見合う更新を目指します。どうぞよろしくお願いします。
 身内ネタが多く失礼しました。
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