リハビリ開始!!

2011-01-18 15:33:39 | タナカ君的日常
 機械的に緩みのある構造物を床面に突き立てる様な「ガチャン」と言う音、次に1拍分の音の休止期間があって、次にはだらしなくゴム底靴をズルリと引摺る様な音、その繰り返し音が廊下の向こうから近付いて来た。 リハビリテーション科での初診を待つ廊下は、そんな松葉杖を使った患者さんの移動音が聞こえたり、僕と同じ三角巾姿の人のいる場でもありました。

 今日は待ちに待ったリハビリ開始の日です。 府中市にある多摩総合医療センターで再診の手続きを専用のマシーンで行うと、 スマートフォンを更に大振りにした患者専用端末が自動的に貸与されます。 その端末の表示画面には、患者(僕)の名前や受診科名などが表示されています。 更に、「どこそこの待合室で待機しなさい」とか、 「X線写真を撮影してこい」等の指示が表示されます。 最初の指示はX線写真撮影でした。 それは前回診療後、次回の診療項目のトップに書かれていた項目でもあります。 それが済んだ頃に「リハビリ科の待合で待機せよ」の表示が出たので、違和感を感じつつも2階の当該ブースへ移動して、待機を始めました。 当初の予定では9:20から整形外科での診察が入り、10:00からリハビリ科となる予定が組まれていたのですから。

 リハビリ科の待合廊下ではそこの椅子があたたまる間もなく、首にぶら下げた端末に着信音と共に、「整形外科の診察室ブースNo△で受診せよ!」との指示が表示されました。 「おいおい、やっぱりリハビリ科で待機せよ! の指示は間違いだったのかい?」と内心毒づきながら急いで1階の診察室へ移動。 先行した妻が診察室の前に到着した時には診察室から看護婦さんが顔を出して「タナカさん、居ないのですか?」状態であったらしい。 ついさっき撮影したX線像と以前の画像を前にして医師は「骨はずれたりしていません、 きょうはこれからリハビリ科に行ってリハビリを始めてもらいます」 「次回は1週間後の○時からの予約でどうですか?」であっさり整形外科の受診は終了。

 ついでリハビリ科の待合で待機する事ほんの少しの時間で診察室への入室指示がでました。 リハビリ科の医師は僕と同年輩か? と思える、 ほとんど白髪の優しい顔をした方でした。 受傷の経緯、受診までの経緯、現状の傷み具合などの確認やX線画像などを眺め、「当面、肩を支点にした腕振り運動を開始」などのリハビリメニューを画面に入力していた。 そして最後には都立の病院の余裕からか、雑談的な話もしてくれます。 「腕の骨折にも色々なレベルが有ります、 あなたの折れ方は不幸中の幸いと言えるレベルのものです。」 「正月早々痛い思いをしたでしょうけれど、頑張ってリハビリして直しましょう」と前向きな気分にしてくれました。

 実際のリハビリ作業は別室の作業部屋で担当する理学療法士がその指示をみて腕振りなどのリハビリ動作を行い、やり方も教えてくれました。 次に来院する1週間後まで、自宅で1日3回ほど、自分で、そのメニューの振り子運動をこなす事となりました。

 病院の支払いを済ますと時刻は昼少し前、 久しぶりにファミレスに立ち寄って昼食。 食後、妻は家に戻るやいなや「私、プールに行ってきますから!」と道具の入った袋をぶら下げて駅近くのフィットネスクラブにお出かけ。 はいはい楽しんで来て下さいな。

 今日も通院の運転手さんをしてくれて、ありがとさんでしたm(_ _)m
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