家庭内映画館

ホームシアターやAV機器、映画の感想・映画にまつわる話をだらだらと書き綴っていきます。

「デビル」・・・(715)

2012-03-10 01:42:21 | Weblog
「デビル」DEVIL
監督:ジョン・エリック・ドゥードル
原案・製作:M・ナイト・シャマラン
出演:クリス・メッシーナ、ローガン・マーシャル=グリーン、ジェフリー・エアンド、ボヤナ・ノヴァコヴィッチ、ジェニー・オハラ、他
2011年・アメリカ・80分<レンタル>

<STORY>
ロザリオを握りしめた男が、高層ビルから転落死した。現場に急行した刑事は自殺と断定するが、時を同じくしてそのビルのエレベーターに、5人の男女が閉じ込められた。警備員が調べても異常は発見できず、いたずらに時間だけが過ぎていく。そんな中、不意にエレベーター内で停電が起こり、わずかな間に5人のうちの1人が無惨な死を遂げる...

『シックス・センス』のM・ナイト・シャマランが監修し、長年にわたって練りあげてきたアイデアを将来有望な映画作家たちが映画化する新たなプロジェクト"ザ・ナイト・クロニクルズ"第一弾。
正直言わせてもらえば、私はあんまり監督の技量とかどうでもいいと思ってる方なので(笑)シャマランが撮ろうと誰が撮ろうと原案がシャマランなので中身は他のシャマラン作品と大差ないです。唯一良かったのはシャマラン本人が出てないこと(笑)

まぁ相変わらずプロットは上手いですね~その点は感心します。
エレベーターに閉じ込められ、そこにたまたま乗り合わせた人たちが一癖も二癖もある...って話はよくありますが
その中に”悪魔”がいる、って設定は面白いと思います。
最初に内容を聞いた時はてっきりシチュエーション・スリラー的なものを想像したのですが
エレベーター内の出来事と外での出来事(警備員室や救助作業など)を絡ませつつ進んでいきます。
まぁ確かにこの話だとエレベーター内だけの話で進めていくのは無理でしょうね。

で、もちろん、いつものシャマラン作品と同じく”オチ”こそがすべてみたいな作品なんですけど
う~ん...これはどうなんでしょうか?
あえて一言で言ってしまうなら「失敗作」としか言いようが無いんですけど(笑)
ただ、悪魔を題材にしてる部分であるとか、そういう宗教観みたいなものがやっぱり日本人にはなかなか伝わりにくいので
”神と悪魔”のような宗教観がしっかりと根付いてる国ではもっと違った評価になるのかも知れません。
80分と短いのでまぁ何とか観れますが、いくら監督してないからといってもこのレベルの作品を今後このシリーズで発表していけば、シャマラン監督の株はさらに下がり続けていくことでしょうね(笑)