おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

嵐(荒らし?)の後

2020-06-02 18:49:39 | Weblog
 昨日月曜日、ロサンゼルス郡全域の「CURFEW(外出禁止、コロナの自宅待機とは別物)」は午後6時から午前6時までに拡大された。一日の半分は外出してはいけないということだ。ズームを使った子どもの習い事は6時からだが、普段は先生だけは道場にいて行うところ、この日は先生も自宅から。すでに外出禁止の時間だもんね。
 さらに、サンタモニカは1時半から「CURFEW」、ビバリーヒルズにいたっては午後1時から! ってことは、外出可能な時間は朝6時から7時間しかない!
 テレビのニュースには、外出禁止時間になっても家に帰らず、デモを続けている人々が写っている。しかし、週末は通常番組をキャンセルして夜もずっとニュースを流していた主要チャンネルが、7時にはニュースを終わらせて通常番組に移行。新しいニュースはなく、暴動も一段落したということか。

 明けて本日、火曜日。朝のニュースで各地の惨状が報道される中、救われる映像もいくつか。
 ドラッグストアの前で、略奪者から店を守ろうと両手を広げて立ちふさがる、平和的デモ参加者の人たち。
 破壊された商店街の、あちこちに飛び散ったガラスのかけらや荒らされた店内を黙々と掃除するボランティアの人々。
 デモの参加者一人ひとりと抱き合う白人警官。デモの参加者に促されて一緒に地面に膝をついて弔意を表する白人警官。

 日中のニュースでは、大規模なデモは各地で継続中ながら、おおむね平和的。中には皆で地面に寝そべって「I CAN'T BREATHE」を連呼するグループもある。
 ハリウッドを空から見ると、複数の大規模なデモ隊がそれぞれに練り歩いており、主要道路がほとんど人に埋め尽くされていてびっくりする。
 火事場泥棒(LOOTER)どもは、盗る物盗って、さっさとどこぞへ去って行ったか。略奪行為を働いていたのは、やはり他の土地から来た連中だったのか。前日の、盗んだ品物を車に詰め込んで逃げていく様子がニュースで流れていたが、なんでそこでナンバープレート大写しにしない?! 卑劣な火事場泥棒の車のナンバー、全米にさらしてやれよ!!!

 ロサンゼルス郡のすぐ南にあるオレンジ郡内のブレア市の映像で、アジア系のプロテスターを発見した。レポーターも珍しいと思ってか、アジア系のおじいちゃんにインタビュー。大きなカメラを持ったおじいちゃん、歴史的瞬間を収めるためにカメラを持ってきたという。コロナは心配ではないかという質問に、「コロナなんかよりこっちのほうがずっと重要」という素晴らしいお答え! その通り! コロナなんて本当にどうでもいい。なんでそんなに大げさに騒ぐのか。
 ここのプロテスターは、デモ行進ではなく大きな交差点の四隅に人が集まり、思い思いにプラカードなどを掲げている。通り過ぎる車も大半がクラクションを鳴らして賛意を表している。
 別のグループはいろんな人種のミックスで、アジア系女性の姿が見える。私たちは「United Nations」だと誇らしげに語る黒人女性。
 抗議活動に参加しているアジア系もちゃんといることが分かって、少し安心。自分は、もし自分が一人暮らしの時にこんな事態になっていたら、参加してたかなぁ・・・と自問。カメラ持って、取材気分で行ってたかもな。

 テレビの場面は変わり、ロサンゼルス市長の自宅(公邸)前にも人がたくさん集まってる。いくら公邸ったって、本人は市庁舎にいるわけだし、家族に責任はないし、これはイヤだなぁ。

 そして今夜も、午後6時から「CURFEW」。デモの参加者がまだたくさん路上にいるけど、みんな逮捕されないように、お願いだから気をつけて帰ってよ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする