おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

イモムシ・その後

2019-11-08 13:02:56 | Weblog
 前にも書いた、我が家の玄関先に「勝手に」生えたトマトの木に生息している巨大なイモムシ。毎日ながめているうちに「キモかわいい」状態になってきて、家を出入りする度に観察するのが習慣になっていた。
 ところが数日前、二匹いたうちの色が濃くて少し大きい方が突然姿を消した。一生懸命探したが、どこにもいない。あそこまで大きくなると小鳥には食われないだろうし、カラスもさすがに玄関先までは来ないだろうが、ハトより少し大きいぐらいの鳥ならよく玄関近くまで来ているので、食べられてしまったか・・・と残念に思っていた。
 それにしても、大きく枝を広げたトマトの木なのだが、イモムシ二匹で実も葉も、見事に食べまくってくれた。もう食べられる部分はほとんど残っていないように見えたので、もう一匹のイモムシを別の若いトマトの木に移動したのが二三日前。
 余談だが、この若いトマトも、バラの隙間に肥料としてまいた生ゴミの中に混ざっていた種から勝手に生えてきたもの。トマトはたくましい! 土が悪いのか、虫や鳥に食われるのか知らないが、せっかく花の種を買ってきてまいても芽すら出さないか芽が出た次の日には消滅しているのが常なのに。トマトだけはちゃんと育つのね。
 閑話休題。さて移したイモムシは、新しいトマトの葉や茎を元気に食べる。フンの巨大さに感心したりしつつ、こいつは元気にサナギになってほしいもんだ、できれば羽化するところも観察させてくれるとさらに有り難いなあと思っていた。


(おとといの様子、フンも実に立派である)

 ところが夕べ、すっかり暗くなってから家に帰ってきた際、いつもの習慣でトマトの木を眺めるもイモムシの姿がない。しかしまあすでに暗いので、明朝明るくなってから改めて探そうと考えた。
 さて翌朝、再びイモムシの姿を探すが、どこにも見当たらない。えぇ~、また鳥かなんかに食われちゃったぁ~~~???と思いながらあちこち見ていたら、地面に落ちていた・・・。
 今でも日中は半袖Tシャツでちょうど良い気温だが、朝夕はかなり冷え込むようになってきている。寒くて死んじゃった・・・???
 とりあえず子どもを学校に送り、一段落して気温も少し上がってきたところで、再び様子を見てみると、まだ動いているではないか。思わず、助けなくては!と、イモムシを割り箸でつまんでトマトの木に戻す。しばらく後で見るとまた落ちているから、再びトマトの木に戻す。また落ちているので、とりあえず地面で餌でも食べて元気を出すように、と、切ったトマトの枝を地面に置いてみる・・・。
 しばしの後に見たら、イモムシは地面の上を、元の(ほぼ食い尽くした)トマトの木の方に移動していた。そんなに元の木がいいのか、新しい若木では枝がまだ細くてサナギを固定するには不安なのか???
 そこで、今度は元のトマトの木の、食い尽くされた枝の間から新しく枝葉が出ている部分に乗せてみた。見れば、後ろ足(???)でしっかりと細い枝にしがみついている。やっぱりこっちのトマトの木が良かったのか??? でもなんだか、今にもまた落ちそうで心配だ。しかも元の木は大きいから、落ちたときの落差が激しい。
 困った。苦肉の策で、水槽型の虫かご(ってか、普通に水槽にもなるんだけど)に、しがみついている枝ごと切って入れてみた。
 でもって、ほんっとぉ~に我ながら今さらなんだけど、インターネットでこのイモムシについて調べてみた。
 ・・・結果、おそらくスズメガの幼虫で、ナント! 地面でサナギになる・・・!(かなり大きいイモムシだから、華やかなアゲハチョウを想像していたのに、蛾かよ・・・)
 ってことは、最初に姿が見えなくなった大きいほうのイモムシは、単に地面に降りてサナギになっただけだった可能性が高い。そして今朝、落ちているのを発見した二匹目のイモムシを一生懸命何度もトマトの木に戻したり、水槽に保護してみたりって、とんでもない余計なお世話だったわけだ・・・。
 ははははは・・・。
 ここまで大きくなったイモムシが二匹とも死んでしまうなんて、自然界は実に厳しいなぁとか考えたり、勝手にペットのような気分でいたイモムシが死にそうになっていると思い込んで感傷に浸ったり、我ながら大間抜け!
 まあ、食われたり弱って死んだんじゃなさそうで、とりあえず良かった良かった。一週間後なのか来春なのか分からないけど、どうぞご無事で、元気な成虫になってくださいませ♪

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