おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

お墓問題勃発

2018-01-12 23:12:59 | Weblog
 立て続けに父の話題になってしまうが、昨日の夜、寝る前のメールチェックをしたら、父の後見人になっている司法書士からまたメールが来ていた。新年にかこつけて(毎年1月に意思を確認しているということにして、聞きにくいことを聞こうという作戦)お墓の希望や最期に会いたい人などを父に聞いてもらった、その返事である。
 その中で、お墓の希望を読んで、私はぶっとびました・・・。昔からの確定事項というか既定路線というか、とにかく父は父の実家のお墓に入るものだと、母も私も勝手に思い込んでいたのだが、ナント! 実家(今誰が残っているのか不明)とはもう疎遠なので、自分も母と同じ墓に入る、と答えたそうな・・・。
 じょ・・・冗談も休み休み言ってほしい。
 一体全体、別居生活何十年だと思っているんじゃ・・・???(40年以上か?)
 ってか、性格的に放っておけないし、法律上は夫婦のままだから、母はいろいろと父の面倒を見て(寿命すり減らして)きたけど、母は父のことなんかみじんも好きじゃないし(たぶん)。
 大体さぁ、実家の墓に入るつもりがないんだったら、頭も体も元気なうちに自分で墓を探しておけよ!!!
 母なんぞ、10年以上も前からあちこちの永代供養墓を探して資料請求して見学して、じっくり考えて今のところに決めて、相当前からちゃんと権利を買ってあったのだ。それを今さら横から来て一緒に混ぜてなんて、虫が良すぎるだろ!
 というかそもそも、例え他に大勢の皆さんが一緒に眠っていらっしゃる共同墓地であるにしても、だよ! 父を母と同じ墓なんかに入れたりしたら、母が化けて出てくる、私ゃ呪い殺される、末代まで祟られる(??? なんのこっちゃ・・・)。
 いやいやいや、せっかく現世に未練のかけらもないらしく、私がいくら望んでも、発見されるまで数日間亡くなったまま倒れていたその場所に布団を敷いて寝ても、夢枕にすら立つことなくとっとと天上に逝ってしまった母の、安らかな眠りを妨げるようなことをしたら、マジに祟られるわ・・・。

 というわけで、父が実家のお墓に入らないつもりなのに驚いたこと、母は相当前に購入した共同墓地に入っているのでもう空きがないこと(あるかもしれないけど、ないということにしておく)などを司法書士に返信した。それに対する司法書士からの返信によると、母が亡くなった時にはすっかり記憶力が衰えていた父は(それでも母が亡くなったことを忘れないだけ助かる)、母がどういったお墓に入ったかもよく理解しておらず、何やら私が母のために新たにお墓を買った、ぐらいに思っているらしい。(父が歩行困難で痛々しいので、火葬時は父も立ち会ったけれど、納骨時には父を呼ばなかった)
 実のところ、母が自分用の墓を購入したことは、まだ父の頭がしっかりしていた相当前に父にも伝えてあるハズなのだが、まあそんなことはきれいさっぱり忘れてしまったのだろう・・・。
 母が入っているのが共同墓地ということであれば、次の機会にまた改めて父に訪ねてみると、司法書士は言ってくれているのだが、いずれにしても「父の墓探し」という新たなミッションがここに来て発生してしまったわけである。脱力・・・。
「一緒の墓に入る」というのは勘違いからきた発言だと分かり、少し安心したものの、それにしても何で元気なうちに自分の入るとこを探しておかないかねぇ・・・??? 困ったもんだ・・・。

 うちなんて、親戚づきあいもほとんどなく、母方の祖父母と両親のみの実に小さい家族だというのに、祖父は祖父が亡くなった時に横須賀から先祖代々の墓を引き上げて新たに買った所沢の墓地(諸事情により、今は母の弟夫婦が渋々管理中。私自身は10年以上も前に母から止められて以来、参っていない)、祖母は杏林大学病院に献体したのでてっきり三鷹の共同墓地になるかと思いきやぐっと引っ込んで不便な八王子のお寺の共同墓地(まだ一度も参っていません)、母は多磨霊園近くのこじんまりした共同墓地、ここに新たに父の墓地が加わるわけである。もうみんなしてあっちこっちに散らばって、訳分からん・・・。
 私は積極的無宗教だし、「千の風になって」じゃないけど遺骨が置かれている場所に特に意味があるとも思わない。私自身の骨は散骨してほしいし、お墓参りなんかしなくても心の中で亡くなった人のことを考えていればそれでいいと思うが、それにしても遺骨を放っておくわけにはいかないからやっぱり「父の墓探しミッション」はやり遂げなければならないのである。

 まあ、いいこともあるさ。だって父が亡くなった時、ほぼ面識ゼロに等しい(会ったことがあったとしても、私が本当に幼少の頃)父のきょうだいや父方の親戚に頭下げてお墓に入れてもらう、という、これまた実にやっかいなミッションはなくなったわけである。父の実家(出雲)のお墓なんかに入っちゃったら、それこそお墓参りなんか納骨時を最後に二度と行かないだろうし、私が父のお墓を決められるというのはきっとラッキーなことに違いない。そういうことにしておこう。
 父は昔、毎週末のように登山に行っていた時期もあったから、いっそ日本アルプスを臨む共同墓地とか探そうかねぇ・・・?(そんなの、あるのか?!)

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