おねえちゃんの独り言

「おねえちゃんの独り言」のブログ版
(・・・って、そのまんまだけど)

物事は思うようには進まない

2017-07-20 11:08:12 | Weblog
 前回、父が入院した話を書いた。入院自体は大したことではないのだが、父が入っている施設の担当者から「入院という事態になった時に、親族の同意が必要。(アメリカにいる私が駆けつけても間に合わないので)親族の代わりに司法書士に後見人になってもらいましょう」という話をされ、6月に司法書士を紹介された(ついでに相続関係も、その司法書士にお願いした)。その、心配していた入院という事態になってしまったわけだが、果たして父と司法書士との後見人契約はどうなっているのか・・・???
 そんなわけで先週の(日本時間の)土曜日、施設の担当者に電話をかけてみた。結果、かなりの脱力・・・
 父は去年の8月に、現在の有料老人ホームへ終の棲家として引っ越した。この時、それまで住んでいた中央区から八王子市へ住民票を移したわけだが、その後、印鑑登録をしていなかった。これまでは必要もなかったのだろうが、日本では公式な書類を作るには何かと印鑑証明が必要になってくる。今回、母の遺産相続の件でも、司法書士との任意後見人契約でも、まずは印鑑登録をしないことには話が始まりもしない・・・
 6月末に父の施設に行き、担当者、司法書士、父を交えて話をした際、まずは早急に父と一緒に市役所に行って印鑑登録をしてやってくれ、と、施設の担当者にお願いをした。それが「初めの一歩」なのである。
 それなのに、先週土曜日に電話で聞くと、そもそも印鑑登録自体がまだだと言う。当然、後見人契約もまだだし、相続関係の手続きもまったく進んでいないわけである・・・
 幸い(?)今回の入院は大したことではないので、親族の同意(後見人の出番)が必要な事態にはなっていなかったそうだが、何が起こるか分からないヨボヨボの老人の話なんだから、できることはできるうちにとっととやっておいてもらわなかったら本当に困る。まったくもう、頼みますよ!!!という感じである。
 もちろん、施設だって司法書士だって、顧客がうちだけではないことは重々承知している。他にもたくさんの業務があってお忙しいでしょうけれど、こっちは時間もないし、私は海外にいて自分で動けないのだ。代わりに動いてもらうために、安くないお金も払うのである。本当に、お願いしますよ・・・
 前回の訪日時に、私が父を連れて市役所に行って印鑑登録すれば良かったのかとも思うが、例によって「後の祭り」だし、そもそも前回の訪日時は実家の片づけだけですでに一人の人間が処理できる範囲を超えていた。私がまた日本に行くにしても、今や夏休み真っ盛りで飛行機に空席なんかないだろう。8月半ばの子どもの学校の新学期の前後には、面倒な手続きや買い物もいろいろある。次に日本に行けるのは、どんなに早くても9月だ。それまでに果たして印鑑登録、相続手続き、後見人契約が終わってくれるか・・・そもそも父はいつまで入院するのか。まずは退院しないことには、市役所にも行けない。

#物事は思うようには進まない・・・

 とりあえず、施設の担当者と司法書士に高額なお中元を贈っておいた・・・。せめてプレッシャーぐらい、かけておかないとね・・・

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